2011年4月 のアーカイブ | おすすめ映画ランキング!名作シネマレビュー

ビッグフィッシュ

【ビッグフィッシュ】

<評価>97点

<キャスト>
監督 ティム・バートン
原作 ダニエル・ウォレス
<出演者>
ユアン・マクレガー
アルバート・フィニー
ビリー・クラダップ

<あらすじ>
ジャーナリストであるウィル・ブルームの父であるエドワード・ブルームは、
空想と自らの人生を巧みに語って、聞く人を楽しませることが得意だった。
子供の頃はウィルもその話を聞くのが好きだったのだが、
次第にその空想の話を聞くことを止めてしまった。
そして時間が流れウィルは結婚式することになり、
その席で息子ウィルの生まれた日に巨大な魚を釣った話で招待客を楽しませたとき、
ついに空想の話ばかりをする、父への不満が爆発した。
それ以来二人の関係はこじれて、仲直りもすることがなかった。
そんなある日、母から父が病で倒れたと知らせが入り、
ウィルは妻と共に実家へと戻ることになった。駆けつけて父に会うと、
病床で相変わらず空想の話を語り出す父と、
本当の父を知りたいと葛藤する息子は理解できないままだった。
しかし、父の空想の話にはある重要な真実が……。

<感想>
「ビッグフィッシュ」はこれぞファンタジーという映画です。温かさと感動があり、心が癒される作品です。テーマは父と子の和解にあり、それを空想とファンタジー上手く描かれていると思います。この辺はやっぱり監督であるティムバートンらしさなのかなと感じるところでした。

前半の内容はあらすじにも書いてあるが、この映画の魅力は父の空想の話で大きな魚を釣り上げたりするフ不思議なファンタジーの世界とそれを辿る現実の話との繋がりにあると思います。それにより深まっていく父と子の絆。それはヒューマンドラマとしても十分魅力のある話になっているので、総合的に見ても本当におすすめの作品です。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
ティムバートン監督の作品は他にもだいた見てきたが、「シザーハンズ」かこの映画のどちらかが最高傑作かなと思っています。こ甲乙つけがたしですね。テーマ性とかメッセージ性に関しては「ビッグフィッシュ」が上かな。あとユアンマクレガーも良かったかな。

スピード

【スピード

<評価>90点

<キャスト>
監督 ヤン・デ・ボン
脚本 グラハム・ヨスト
<出演者>
キアヌ・リーブス
サンドラ・ブロック

<あらすじ>
ロサンゼルスのオフィスビルに仕掛けられた爆弾をSWAT隊員であるジャック(キアヌリーブス)
たちが何とか解除したが、仕掛けた犯人を逃してしまう。
その犯人は元爆弾処理班で怪我をしたときの保証を受けられず警察を恨んでいた。
次に犯人は路線バスに時速50マイル(約80キロ)以下になると爆発する爆弾が仕掛けた。
犯人は巨額の身代金を要求してきたため、若きSWAT隊員ジャックは、
多くの乗客を乗せたこのバスに乗り込み、次々と襲い掛かるトラブルに頭を使いながらの立ち向かう。
スピード落とせばバスが爆発してしまう。スピードを落とさずに道を進むには
どうしても限界があるという緊張感が魅力。
爆弾魔とSWAT隊員の攻防を息もつかせぬストーリーで描く危機感のあるアクション映画。

<感想>
「スピード」はアクション映画の中でも本当におすすめの作品です。名前の通りまるでジェットコースターに乗っているがごとく、とにかく息をつかせぬ展開が魅力だと思います。バスに爆弾を仕掛け、80キロ以下に落としたら爆発するという設定がこのときには斬新で良かったですね。1994年に作られた映画です。これ以降似たような映画が何作もありますが、この映画が走りですね。

内容としてはアクションらしい派手さもありますが、危機的状況をいろんな策を講じて解決していくという面白さもあり、アクションの良さであるスカッと爽快さもあるので総合的に素晴らしい作品だと思います。

またこの映画で有名になったキアヌリーブスとサンドラブロックがまた良いですね。二人にも注目ですね。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
キアヌリーブスはこの映画で一躍有名なったが、スピード2を制作するときにオファーを断っている。理由が個人的に組んでいるバンドが忙しいから。オファーの金額が何十億だったことを考えると、スゲーとしか言いようがないですね(笑)出演する映画も自分の好きなものしか出ていない印象があり、変わった映画によく出ていますね。

バタフライ・エフェクト

【バタフライ・エフェクト】

<評価>97点

<キャスト>
監督 エリック・ブレス
脚本 エリック・ブレス
<出演者>
アシュトン・カッチャー
エイミー・スマート

<あらすじ>
小さい頃からたまに記憶を喪失する少年だったエヴァン(アシュトン・カッチャー)は
幼馴染の少女とある約束をした。「かならず、君を迎えに行く」と。
それから二人は離れ離れになり、エヴァンはそのとこを忘れていた。ある日、
記憶を喪失する症状の治療のために小さい頃から書いていた日記を読むと、
過去に戻れる能力がある事を知る。そして約束を交わしたケイミーは自分のせいで、
悲惨な運命を辿っていた。そのことを知ったエヴァンは人生を狂わせてしまった事を悔やみ、
過去に戻り運命を変える事を決意する。しかし、過去に戻って運命を変えると、
必ず親しい人が不幸になになった。エヴァンは自分とその周りの人全員が幸せになる人生を求めて、
何度も過去に戻るが、運命に弄ばれるかのようにどんどん悲惨な選択肢を辿っていくが……。

<感想>
「バタフライエフェクト」はいちおうSFというジャンルにはなるが、恋愛、ヒューマン系の要素もかなり含んでいる映画だと思います。この映画の魅力は終始、緊張感のある話の流れだと思います。ハッキリ言って、映画に釘付けで、時間も忘れていました。ここまで緊張感を保ち、映画に集中させてくれるのはなかなかないです。最近だと邦画の「告白」なんかと少し似た緊張感かも。

内容手としても過去に戻って人生を変えるという話は他の映画にも結構使われているが、この映画ほど構成が上手くまとめられていているのは他にはあまりないと思います。しかも、ただ過去を変えるということだけを描いているわけではなく、それによって起こる障害が人生においてもいろいろと考えさせられるものがある。

また全ての行動が愛する人を救いたいという純真な思いで、エヴァンが取る最後の行動は愛ゆえのもののはず。そういった意味でも恋愛映画としても良い作品だと思います。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
この映画は実は飯田橋にあるギンレイホール場所で当時観たのですが、大変満足した記憶が強い作品です。ギンレイホールは一万円で年間パスが買えて、一年間は観放題なのでよく利用してました。って本当に関係ない話ですね。この映画に出てくるアシュトンカッチャーですが、他にも「ベガスの恋に勝つルール」にも出演していて、それも良かったな~。

ユージュアル・サスペクツ

【ユージュアル・サスペクツ】

<評価>93点

<キャスト>
監督 ブライアン・シンガー
脚本 クリストファー・マッカリー
<出演者>
ガブリエル・バーン
ケビン・スペイシー

<あらすじ>
ある日、カリフォルニアの埠頭で船が大爆発。
コカインの取引現場だったらしく、9100万ドルが消えた。
そこで生き残ったのが二人で、その中でも無傷だったロジャー・ヴァーバル(ケビンスペイシー)を尋問する。
捜査官であるクラインは、尋問していたヴァーバルから奇妙な話を聞かされる。
6週間前に銃器強奪事件の容疑者として集められた5人が釈放後、協力して宝石強奪を決行。
ブツをさばくためにLAの質屋と接触した5人は、そこで新たなヤマを依頼されるが、
宝石と聞かされていた獲物は麻薬で、トラブルから相手を射殺してしまう。
そして恐慌状態の彼らの前に伝説のギャングであるカイザーソゼの右腕と名乗る弁護士コバヤシが現れた。
そして拘置所で彼らが会うように仕組んだのは実はソゼであった……。

<感想>
「ユージュアル・サスペクツ」はこれぞサスペンスという映画です。やはりサスペンスには意外性、驚き、謎が最後までわからない展開というのが醍醐味で、そのすべてが満たされている。

普段ならここで内容に関する感想を書きますが、この作品で内容に触れるのはダメな気がします。この意味はこの映画を観ないとわからないのですが、とにかく騙されたと思って一度観てください。サスペンスが好きならたまらない映画のはずです。そして絶対に最後まで観てください。絶対に最後までですよ。そうしないとこの映画の魅力が味わえません。サスペンス好きなら謎解きしながら観る人も多いかと思いますが、そう簡単には謎は解けませんよ(笑)

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
ケビンスペイシーの演技はやっぱり良いなー。「セブン」の演技も良かったし、助演男優賞も取っているが、まさにそんな感じです。

50回目のファーストキス

【50回目のファーストキス】

<評価>95点

<キャスト>
監督 ピーター・シーガル
脚本 ジョージ・ウィング
<出演者>
アダム・サンドラー
ドリュー・バリモア

<あらすじ>
主人公であるヘンリー(アダムサンドラー)は、
ある日カフェでルーシー(ドリュー・バリモア)という女性と出会い意気投合する。
しかし、次の日にルーシーと会うと彼女はヘンリーのことをすっかり忘れていた。
実は彼女は交通事故の後遺症により、事故前日までの記憶は残っているが、
それ以降の記憶はその日は覚えているが、次の日になるとそのときの記憶が消え、
事故前日の記憶の状態になってしまう障害だった。
ルーシーの家族はルーシーにそのことを悟らせないために、
そのときと同じことを再現し続けていた。それがルーシーに唯一できることだと信じていた。
ヘンリーは意気投合したはずのルーシーが自分を覚えていないことに疑問を覚え、
ルーシーの家を突き止める。そして驚愕の事実を知る。
ヘンリーはそれから毎日初めて会った振りをして、毎回場所を変え、手を変えて、
その度にルーシーと意気投合して愛の告白をする。その度にルーシーにとってはファーストキスとなる。
それを何度も何度も繰り返していたが、ある事件をキッカケに今までルーシーが
短期記憶障害になっていることがわかってしまう。そのときルーシーはある行動をとるが……。

<感想>
「50回目のファーストキス」は今まで観てきた恋愛映画の中で一番だと思います。この映画は恋愛映画の良い部分を全て兼ね備えています。嬉しさ、悲しさ、切なさ、感動など観た後で幸せな気持ちになれます。

内容としては出会った相手が短期記憶障害で一日しか記憶が持たないというちょっとありがちな内容ですが、そんなことは関係ないです。「博士の愛した数式」「頭の中の消しゴム」など似たような映画はありますが、似て非なるものだと思います。この二つの映画は明らかに観ている人を泣かそうという意図が見え、悲しさを前面に押し出しているように感じまし。しかし、この映画は悲しい設定にも関わらずヘンリーという主人公は常に前向きで、そんな設定を吹き飛ばす明るさと爽やかさえ感じました。もちろん悲しさもありますが、この映画は最終的に幸せな感動を感じさせてくれます。同じような設定でこうも違うものなんですね。個人的な感想にはなりますが、この映画のほうが本当の愛の深さを感じ、いろんなことを考えさせられる至極の恋愛を描いていると思います。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
アダムサンドラーというと陽気雰囲気があるせいか、コメディー映画の印象が強いが、この映画ではその印象が一変した。前向きに頑張る姿が凄く合っていて、悲しい話なのにそう感じさせないのはアダムサンドラーの演技のおかげもあるだろう。あとドリューバリモアの出演している映画の中で一番可愛いし、魅力的だと思う。

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