2011年4月 のアーカイブ | おすすめ映画ランキング!名作シネマレビュー

タイタニック

【タイタニック】

<評価>73点

<キャスト>
監督 ジェームズ・キャメロン
脚本 ジェームズ・キャメロン
<出演者>
レオナルド・ディカプリオ
ケイト・ウィンスレット

<あらすじ>
1912年イギリスのサウザンプトン港から豪華客船タイタニックが処女航海に出発した。
新天地アメリカに夢を抱く貧乏青年であるジャック(ディカプリオ)は、婚約者である男と一緒に乗船していた
上流階級の娘ローズ(ケイトウィンスレット)と運命的な出会いを果たした。
しかし、ローズは上流階級ではあるが破産寸前。そのために相手の男の財産目当ての結婚をすることになっていた。
そんな状況の中二人は互いに惹かれ合う。そこにはいろんな障害が立ち塞がるが、
運命の出会いを果たした二人はそれを超えて強い絆で結ばれていく。
しかし、航海半ばの4月14日、タイタニック号は氷山と接触。船は刻一刻とその巨体を冷たい海の中へと沈め始めていく。

<感想>
「タイタニック」はいまさら紹介するまでもないかもしれませんが、これぞ泣ける恋愛映画といったところでしょうか。知らない人がいないぐらい有名な映画ですが、それだけ魅力のある映画で、まだ見たことのない人のために感想を書きたいと思います。

内容としては貧乏青年が上流階級のお嬢さんと恋に落ちるというよくある設定なのですが、ディカプリオのカッコ良さと、ケイトウィンスレットの美しさ可愛さだったりが際立ってます。とにかく役者がハマり役でしたね。

障害のある恋を乗り越えていき、船という限定された空間で愛を深め、そして最後にはタイタニックは沈んでしまう。最後に沈んでいく船で二人が会話をするシーン、また海に投げ出されるシーンは泣けますね。まあ個人的には悲恋より恋は実るほうが好きですが、やはり泣けます。またこれまた有名ですが、甲板の上でケイトウィンスレットの後ろからディカプリオが一緒に両手を広げるシーンは良いですね。名シーン、泣けるシーンが数多くある映画で王道ではありますがオススメの映画です。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
この映画はアカデミー賞11部門を受賞しましたが、なぜか一つ足りない賞があります。それはなんでしょうか?……正解は主演男優賞です。これは個人的にはやってしまったかなと思います。演技はね…。でも、最近のディカプリオはいい味が出てよくなりましたね。

遠い空の向こうに

【遠い空の向こうに】

<評価>91点

<キャスト>
監督 ジョー・ジョンストン
脚本 ルイス・コリック
<出演者>
ジェイク・ギレンホール
クリス・クーパー

<あらすじ>
1957年10月。ソ連が人類初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功した。
ウエスト・ヴァージニア州の炭坑の町で、その美しい軌跡の様子をじっとを見ていた青年ホーマーは、
自らの手でロケットを打ち上げたいという感情が湧き上がる。
そして、悪友であるロイリーとオデル、さらに級友で数学の天才であるクエンティンでをロケット作るチームを結成。
しかし、なかなか思うようにはいかず、次第に父であるジョンと対立してしまう。
それでも決して諦めない姿勢は町の人たちに伝わり始め、彼らに協力する。
そしていよいよロケット作りが現実味を帯びてきたが、そんなときに山火事が起こってしまうが……。

<感想>
「遠い空の向こうに」はこれぞヒューマン系といった映画です。ヒューマン映画に求めるものは、いろいろとあると思いますが、私が求めるのは感動、喜び、挫折、教訓、希望、見終わった後の余韻などありますが、それが満たされている映画だと思います。

内容としてはロケット作りを決して諦めない青年たちの物語ですが、困難を乗り越えていく青年たちの姿が本当に良いですね。映画全体として夢や希望を感じることができて、それが心に響きました。こういう青春映画って好きですね。また父と子の家族ムービー的要素もあるので、誰にでもおすすめできる映画だと思います。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
今回はあんまりつぶやくことがないという(笑)なんだろう。ロケットと言えば、他の映画で農場でロケットを作る「庭から昇ったロケット雲というのを見たが、それよりはこっちのが映画のほうが断然良かったですね。まあ悪くはなかったけど。興味があれば両方見てみてください。

ダイハード

【ダイハード】

<評価>95点

<キャスト>
監督 ジョン・マクティアナン
脚本 ジョブ・スチュアート
<出演者>
ブルース・ウィリス
アラン・リックマン

<あらすじ>
クリスマスの夕方近く、ニューヨーク刑事であるジョン・マクレーン(ブルース・ウィルス)は
妻ホリーと子供とクリスマスを過ごすためにロサンゼルス空港に降りた。
しかし、それを出迎えたのは妻ではなく、運転手のアーガイルだった。
ホリーは西海岸へ進出した日系企業に職を得て子供たちと共に引っ越していて、
成功した妻が竣工中の超高層ビルであるナカトミビルで開かれるクリスマスパーティーに夫を招待していた。
到着したナカトミビルで、久しぶりに会うホリーとケンカをしてしまう。
その頃、パーティーが盛り上がり始めたとき、別のフロアでは13名のテロリストが
ビルに侵入し、警備網をあっという間に破りビルを占拠してしまう。
テロリスト達ののリーダーはハンス・グルーバーと名乗り、全社員を人質に取ったと宣言する。
そして金庫に眠る6億4000万ドルの債券を要求するが、タカギがそれに応じないのを見てとると、彼を射殺してしまう。
そんな状況の中、幸運にも強盗グループから逃れたマクレーンは
外部との連絡を遮断され応援も望めない中で、テロリストとの戦いが始まる。

<感想>
「ダイハード」はアクションそれまでのアクション映画を変えた作品と言ってもいいかと思います。今までのアーノルドシュワルツネッガー、シルベスタスタローンといった俳優たちが出ていたいわゆる、ヒーローだったり、無敵だったりの人間がド派手に活躍するといった感じですね。

そういった映画とは違い、まず主人公であるマクレーンがあまりにも人間臭いというか、あれこれと起こるついてないない状況に文句ばかり言ったり、一見ダメなただのおっさんといった風貌。これが本当にアクション映画の主人公なのかと思ってしまいます。しかし、何だかんだでテロリスト達を次々と倒していく。その間にも文句を言い続けながら、さらにやってけていく。なんか知らないけどこのおっさん強い。それは懸け離れた存在より、どこか身近に感じ、応援したくなる。そんな魅力のある主人公が魅力の一つです。

また派手なアクションも爽快だが、ところどころにある伏線が凄いです。気づかなくてもまあ十分面白いですが、いろいろと細かく見ていると、伏線が散りばめられていて、それが後半になって解決していく。そういったストーリーの部分でも十分楽しめる最高のアクション映画だと思います。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
ダイハードは人気シリーズで4作まで出ていますが、どれも面白いのでおすすめです。個人的にはやっぱり1がおすすめですけどね。そういえば前に六本木の映画館でダイハード4の先行上映記念か何かで、オールナイトで1~4まで上映していたのを観に行きました。終わったときはもう朝でしたがテンションマックスで、かなりの満足度でした。ブルースウィリスはまさにハマり役ですね。スカッとするには本当におすすめの映画です。

エターナルサンシャイン

【エターナルサンシャイン】

<評価>89点

<キャスト>
監督 ミシェル・ゴンドリー
脚本 チャーリー・カウフマン
<出演者>
ジム・キャリー
ケイト・ウィンスレット
キルスティン・ダンスト

<あらすじ>
もうすぐバレンタインという季節。特に目立った特徴もない男のジョエル(ジムキャリー)は、
恋人であるクレメンタイン(ケイトウィンスレット)と喧嘩をしてしまう。
その後に仲直りをしようと思って会いに行くと、自分のことを知らないばかりか、他の男と親しげにしていた。
ショックを受けたジョエルは自分との記憶を全部消してしまったという
不思議な手紙を受け取り、記憶を消す手術したことを知った。
やがて、その苦しみに耐えられず自分も記憶を消す手術受けるを決意をする。
しかし、記憶を走馬灯のように遡りながら消していく作業の中で、
クレメンタインとの思い出が全て嫌なことばかりでなく、良い思い出のほうが多いことに気づき抵抗するが……。

<感想>
「エターナルサンシャイン」のキャッチコピーが「すべての失恋した人へ」といったものだったが、もちろんそういった人におすすめなのは言うまでもないが、今恋愛している人すべてにおすすめだと思います。失恋は誰しも経験したことだと思うし、そのときの苦しみや痛みを記憶から消したいと思ったことがあるなら、きっと凄く共感できると思います。泣かそうとして作った映画とは違い、本当に泣ける映画だと思います。

内容としては良くある恋愛映画とはまったく違います。男女が恋愛して苦境を乗り越えてゴールといったものではなく、複雑に作りこまれた映画です。この辺はさすがチャーリーカウフマンと言ったところですね。付き合っていた彼女と喧嘩した後に、仲直りしようとすると自分のことを覚えていなくて、その理由が嫌な記憶だけを消せる研究所で記憶を消してしまったという設定。この辺はあらすじに書いたのですが、ジョエルの記憶は抵抗空しく、結局消えてしまうのだが、二人はまた初対面同士として出会い、恋に落ちる。そして二人が喧嘩をしてお互いに記憶を消したことを研究所の手違いで知ってしまう。

失恋した痛み。記憶を消したときに気づいた幸せだったときの思い。全てを忘れ再び恋に落ちた時に、そのことを知ったときの感情。それらを過去、現在と場面が入れ替わりながら繋がっていく映像。全てが計算されていて、惹きこまれました。最後は感情移入しまくりで、泣ける映画だと思います。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
ジムキャリーとケイトウィンスレット主演の映画ですが、まずジムキャリーはコメディー俳優のイメージが強いですが、この映画を見ると印象変わりますね。コメディー俳優は真剣な恋愛映画に出ると凄く良い演技をするような気がするのは、気のせいなのだろうか。あとケイトウィンスレットは「タイタニック」で一気に有名になりましたが、同じ恋愛映画でもまったく違った演技が見られるので良いですね。脚本もチャーリーカウフマンで「マルコヴィッチの穴」の衝撃を受けた人なので、この映画でも奇想天外のストーリーが見れて満足です。

セブン

【セブン】

<評価>70点

<キャスト>
監督 デヴィッド・フィンチャー
原作 アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
<出演者>
ブラッド・ピット
モーガン・フリーマン
ケビン・スペイシー

<あらすじ>
キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続殺人事件と、
その事件を追う刑事たちの姿を描いたサイコ・サスペンス。
退職まであと1週間と迫った古参のベテラン刑事サマセット(モーガンフリーマン)と、
新人刑事ミルズ(ブラッドピット)は、ある死体発見現場に急行した。
死体を調べたところ、男は両腕と両足を拘束された上に何者かに食べ続けるよう強制され、
食物の大量摂取とその状態で腹部を殴打されたことによる内臓破裂が死因だった。
さらに死体の胃の中から七つの大罪の一つでGLUTTONY(暴食)と書いてあるプラスティックの破片を発見した。
その後も七つの大罪を連想せるような見るも無残な死体をまた発見し、
その死体にも大罪の一つである言葉が書かれていた。そして残す大罪が二つとなったとき……。

<感想>
「セブン」はデビットフィンチャー監督の作品で、それだけでも好きな人にはたまらないかもしれないですね。ただ見るときはサイコサスペンスということを頭に入れていてください。さらに言うと、犯人の思想がかなり偏っていて、絶望や苦しみだったりとマイナスなテーマを描いている作品です。

そういったことがあるのにも関わらずおすすめする理由はストーリが逸脱しているからです。一度見てしまうと、ストーリーの謎な部分と、サイコな部分、さらに終盤での怒涛な展開。人によって意見が分かれる後味が悪いラストシーンと見せ場は多くあります。この辺は鬼才と呼ばれるデビットフィンチャーだけありますね。

またモーガンフリーマン、ブラッドピット、ケビンスペイシーの演技が凄いです。この映画を成立させているのは俳優たちの演技のおかげもありますね。とにかく好みは分かれると思いますが、ストーリーは面白いのでおすすめです。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
セブンと言えばデビットフィンチャーということで、少しデビッドフィンチャーについてつぶやきます。実はこのカ監督のデビュー作品は「エイリアン3」です。初監督作品が人気作の続編というのはあまりないと思いますが、その辺は新人の頃から期待されていたということですかね。そして「エイリアン3」は失敗に終わりましたが、その後のセブン、ファイトクラブと人気作品を作り、一躍有名になったという感じですかね。個人的には「ファイトクラブ」が一番好きですが。

おすすめ映画ランキング!名作シネマレビュー TOP » 2011年4月 のアーカイブ

国際結婚がしたい