恋愛映画 | おすすめ映画ランキング!名作シネマレビュー

シザーハンズ

【シザーハンズ】

<評価>85点

<キャスト>
監督 ティム・バートン
脚本 キャロライン・トンプソン
<出演者>
ジョニー・デップ
ウィノナ・ライダー
ダイアン・ウィースト

<あらすじ>
エドワード(ジョニーデップ)は発明家の博士によって生み出された人造人間。
だが、完成直前に博士が急死してしまった為、彼は両手がハサミのままこの世に残されてしまう。
その後、ゴースト屋敷のような丘の上の家で、顔が傷だらけで孤独な日々を送っていた彼の元に、
化粧品のセールス・ウーマンのペグが訪ねて来た。
心優しい彼女は、そんな彼の姿に同情し、自分の家に連れて帰る。
エドワードは植木を綺麗に整えたり、ペットの毛を刈ったりして人気者になってゆく。
そんな中、エドワードはペグの娘に彼女に恋してしまうが、その恋には困難が待ち受けていた。

<感想>
「シザーハンズ」はジャンルとしてはラブファンタジーということになるのでしょうか。ティムバートン監督の映画で、好きな人にはたまらない映画ですね。

内容としては未完成な人造人間であるエドワードは手がハサミのままで、ずっと一人で過ごしてきた。そのエドワードは恋をするが、手がハサミのせいで抱きしめることもできない。そんなエドワードとペグの娘は次第に心を通わせていく。ここまでは純愛を描いていて、惹きこまれる。

ただそれで終わるわけではなく、初めはみんなにも慕われていたが、あることをキッカケに事態は急変。もともと手がハサミの人造人間という自分とは違う存在が受け入れられることもなく、心優しいエドワードには悲しい運命が待っている。これは現実の社会でも同じで、はみ出した存在を潰そうとする。そういったことを批判しているような気がします。

ただの純愛ではない、いろんなメッセージのこめられた映画だと思います。切なくも愛おしい恋愛映画。オススメの作品です。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
この作品で一躍ジョニーデップが有名になりましたね。またこの作品以降ティムバートン監督の作品ではジョニーデップが欠かせない作品になりましたね。ティムバートン監督曰く、シザーハンズのときはまだ演技が下手くそだったらしいです。それでもこうやってずっと出ているのですから、光る才能を感じていたということなんでしょうかね。今ではまさに名コンビですね!

ONCE ダブリンの街角で

【ONCE ダブリンの街角で】

<評価>90点

<キャスト>
監督 ジョン・カーニー
<出演者>
グレン・ハンサード
マルケタ・イルグロヴァ

<あらすじ>
ダブリンの街角で毎日のようにギターをかき鳴らす男(グレン・ハンサード)。
しかし、その音楽に足を止めて聞こうとする人は誰もない。
そんなときに唯一足を止めたのがチェコ移民の女(マルケタ・イルグロヴァ)だった。
彼女にいろんな質問をされて疎ましく思いながら、
いつの間にか昼間の彼の仕事である掃除機の修理を約束させられる。
翌日、女が壊れた掃除機を引きずってやってくる。
彼は再会に驚きながら、その強引さに押され、彼女がピアノを弾かせてもらうという楽器店に立ち寄る。
彼女のピアノの腕を確信した彼は、自分が書いた曲を一緒に演奏してみないかと持ちかける。
二人のセッションは予想を遥かに上回り、美しいハーモニーを生み出した。
彼はその演奏に喜びを覚え、彼女に惹かれていくが……。

<感想>
「ONCE ダブリンの街角で」はアメリカでわずか2館の公開から口コミで動員数を増やし、最終的には140館での上映となったラブストーリーです。

この映画は監督も出演者もほとんど素人に近いが作ったものです。ストーリーも複雑なものでもなく、ありふれたものです。俳優陣も見たことがない。それなのに心が震えるほどの感動が溢れます。それはどうしてかと言うと、映画作りに関しては素人ですが、音楽作りのプロなんです。

映画の中で流れる音楽とストーリが合わさると、心が震えるんですね。いや、この映画の音楽は本当に素晴らしいです。映画の中の音楽の役割の重大さがわかります。

またストーリーも演技も変に作ろうとしていないぶん自然なんですよね。そこが素朴というか、等身大の恋愛が楽しめるような気がします。映画をよく観る人にもオススメな作品です。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
映画の中の音楽の重要さについて前にもつぶやきましたが、この映画はそれが本当によくわかります。映画の中の音楽のチョイスも監督のセンスに関わってきますよね。でも実際どうやって決めたりするんだろうなとかちょっと気になります。

プライドと偏見

【プライドと偏見】

<評価>78点

<キャスト>
監督 ジョー・ライト
原作 ジェーン・オースティン 
<出演者>
キーラ・ナイトレイ
マシュー・マクファディン

<あらすじ>
18世紀末のイギリス。田舎町に暮らすベネット家の5人の子どもはいずれも女ばかりだった。
女性に相続権がないこの時代、父親が死んだら家も土地も遠縁の男子が継ぎ、娘たちは路頭に迷ってしまう。
そんなときイギリスの田舎町に住むベネット家の隣に、大金持ちの貴公子ビングリーが引っ越してくる。
舞踏会の夜、ビングリーはベネット家の長女ジェーンにダンスを申し込むが、彼の親友ダーシーは乗り気ではない態度を示す。
才気溢れる次女エリザベス(キーラナイトレイ)はダーシーに強い反感を抱く。
しかもハンサムな青年将校ウィッカムに心奪われたエリザベスは
彼が幼なじみであるダーシーの悪口を言うのを聞いて、ますますダーシーが嫌いになるが……。

<感想>
「プライドと偏見」は最初に言いますが、いわゆるな恋愛映画とは違います。濃厚なシーンやキスシーンは全然出てきませんよ。もとはジェーン・オースティンの「高慢と偏見」という小説を映画化したもので、文学的な小説なので、上辺だけの軽い恋愛映画とは違うのです。

18世紀末のイギリスには女性は相続権がなく、結婚が全てと言っても過言ではないときに5人姉妹がお金持ちと結婚したがっている。一見するとドロドロの昼ドラみたいな展開になりがちなのに、そんなことはなく、どこか気品溢れるというか、やっぱり文学的な作品になっています。またコミカルな部分も多分にあり、笑って感動できたりと、その辺のバランスも良いですね。

そして何と言ってもキーラ・ナイトレイを初めとしたキャストも良かった気がします。特にキーラナイトレイの存在感は凄いです。時代背景のわりに自分の意見を主張していく女性の気品と美しさがよく演じられていて、その魅力に惹かれること間違いなしです。

またオールイギリスロケでとにかく映像だったり、景色が綺麗で、映像を見るだけでも楽しめる作品です。いや、イギリスの田舎風景ってなんか良いんでよね。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
「プライドと偏見」は原作があるものを映画化したものですが、小説など原作があるものを映画化する難しさってありますよね。この映画は非常に上手くまとめられてますが、だいたいは失敗しするパターン多いですよね。やっぱり小説などは自分の中で理想のイメージができますが、映画にする場合はそれと少しでも違ったら期待が裏切られたと思うかもしれないし、原作のイメージを保ちつつも映画の良さもださなきゃいけないし、意外とリスクありますよね。その辺は監督のセンスや相性になってくるかもしれないですね。とにかく失敗するパターンが多いのが残念です。

プラダを着た悪魔

【プラダを着た悪魔】

<評価>86点

<キャスト>
監督 デヴィッド・フランケル
脚本 アライン・ブロッシュ・マッケンナ 
<出演者>
メリル・ストリープ
アン・ハサウェイ

<あらすじ>
大学を卒業してから、ジャーナリストを目指してニューヨークにやってきたアンディ(アン・ハサウェイ)。
オシャレに関心のない彼女は、無謀にも一流ファッション誌ランウェイの面接を受ける。
アンディは意外性を買われ、カリスマ編集長のミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)のアシスタントとして働くことになった。
しかし、それが地獄の始まりだった。翌朝から24時間公私の区別なく携帯が鳴り続ける悪夢の日々が始まった。
ミランダには高度な要求をされ続け、もちろんこなせるわけもなく、
ミランダを呆れさせてしまう。しかし、自分の意識の甘さに気づいたアンディは劇的に変化を遂げるが……。

<感想>
「プラダを着た悪魔」はいわゆる、ガールズムービーとでも言うのかな。派手なブランド業界にファッションのファの字も知らないようなアンディが入社し、次第に華やかになっていく。名前の通り綺麗なブランドの服が数多く出てきて、女子としてはこういうのを見るだけでも楽しいのではないかと思います。またアンハサウェイの美人さといったらないですね。まさに完璧ですよね(笑)ブランド服が似合う似合う。

またこの映画はダサいアンディが成長していく映画でそれが面白いのですが、それだけではなく社会の厳しさというか仕事の厳しさというのかな。楽しいだけではなく、苦しみもあり、また女性の仕事と恋愛の両立の難しさも描かれていて、共感する人も多いのではないかと思います。

全体的によくできた作品で、感動、笑い、苦しみ、そして最後にはスカッとできる恋愛映画だと思います。ぜひオススメの作品です。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
kの映画はアンハサウェイとメリルストリープの存在感が際立ってますね。アンハサウェイの顔とスタイルは人間とは思えないぐらい完璧ですよね。そしてメリルストリープのあの傍若無人のキ演技もさすがとしか言えないですね。この辺はやはり大女優といわれるだけありますね。

タイタニック

【タイタニック】

<評価>73点

<キャスト>
監督 ジェームズ・キャメロン
脚本 ジェームズ・キャメロン
<出演者>
レオナルド・ディカプリオ
ケイト・ウィンスレット

<あらすじ>
1912年イギリスのサウザンプトン港から豪華客船タイタニックが処女航海に出発した。
新天地アメリカに夢を抱く貧乏青年であるジャック(ディカプリオ)は、婚約者である男と一緒に乗船していた
上流階級の娘ローズ(ケイトウィンスレット)と運命的な出会いを果たした。
しかし、ローズは上流階級ではあるが破産寸前。そのために相手の男の財産目当ての結婚をすることになっていた。
そんな状況の中二人は互いに惹かれ合う。そこにはいろんな障害が立ち塞がるが、
運命の出会いを果たした二人はそれを超えて強い絆で結ばれていく。
しかし、航海半ばの4月14日、タイタニック号は氷山と接触。船は刻一刻とその巨体を冷たい海の中へと沈め始めていく。

<感想>
「タイタニック」はいまさら紹介するまでもないかもしれませんが、これぞ泣ける恋愛映画といったところでしょうか。知らない人がいないぐらい有名な映画ですが、それだけ魅力のある映画で、まだ見たことのない人のために感想を書きたいと思います。

内容としては貧乏青年が上流階級のお嬢さんと恋に落ちるというよくある設定なのですが、ディカプリオのカッコ良さと、ケイトウィンスレットの美しさ可愛さだったりが際立ってます。とにかく役者がハマり役でしたね。

障害のある恋を乗り越えていき、船という限定された空間で愛を深め、そして最後にはタイタニックは沈んでしまう。最後に沈んでいく船で二人が会話をするシーン、また海に投げ出されるシーンは泣けますね。まあ個人的には悲恋より恋は実るほうが好きですが、やはり泣けます。またこれまた有名ですが、甲板の上でケイトウィンスレットの後ろからディカプリオが一緒に両手を広げるシーンは良いですね。名シーン、泣けるシーンが数多くある映画で王道ではありますがオススメの映画です。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
この映画はアカデミー賞11部門を受賞しましたが、なぜか一つ足りない賞があります。それはなんでしょうか?……正解は主演男優賞です。これは個人的にはやってしまったかなと思います。演技はね…。でも、最近のディカプリオはいい味が出てよくなりましたね。

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