80~89点の映画 | おすすめ映画ランキング!名作シネマレビュー

幸せへのキセキ

【幸せへのキセキの感想・評価】

<評価>89点

<キャスト>
監督 キャメロン・クロウ
原作 ベンジャミン・ミー
<出演者>
マット・デイモン
スカーレット・ヨハンソン

<あらすじ>
2人の子供を抱え、ロサンゼルスでコラムニストとして働いていたベンジャミン・ミー (マット・デイモン) は、妻を亡くして半年が経つシングルファーザーで、人生と家庭を修復しようと仕事を辞めた。そして新しい場所で新しい人生を始めるため郊外に家を買う。家の隣に閉鎖中の動物園があることを知ると、ある思いを胸にケリー・フォスター (スカーレット・ヨハンソン)ら飼育員と動物園の再オープンを目指す決意をする。

<感想>
さっそく「幸せのキセキ」を観てきましたが、やっぱり予想通り良い映画でした。まあマッドデイモンが好きなので、多少色眼鏡で観てるかもかもしれませんが、それにしても最近の映画の中ではオススメです。

さて、前置きはこれまでにして内容についても触れますが、設定は動物園を復活させるためにあれこれと問題が起きていくといったものですが、これは前提としてマッドデイモン扮するペンジャミンがシングルファーザーで人生と子供との仲を復活させたいということがあるから、相乗効果となって見ている人も感情移入できるのだと思います。

またベタですが、女性飼育員扮するスカーレット・ヨハンソンとの恋愛もあり、ベンジャミンの息子と少女の飼育員との仲が良くなっていく様も微笑ましく、全体的にバランスが取れています。これが実話に基づいて作った映画とは思えないですよね!

とにかく動物園と家族の再生に向けての感動の物語は心に響くので、オススメの映画です。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
最近あまりいい映画を見ていなかったので、帰り道も意気揚々と帰りました。いい映画を観ると心が豊かになりますね。

第9地区

【第9地区】

<評価>80点

<キャスト>
監督 ニールブロムカンプ
脚本 ニールブロムカンプ

<出演者>
シャールト・コプリー

<あらすじ>
1982年、南アフリカ共和国のヨハネスブルク上空に突如宇宙船が出現した。しかし、上空で静止した巨大な宇宙船からは応答や乗員が降りてる様子はなく、人類は宇宙船に乗船しての調査を行うことを決定。知的生命体との接触に世界中の期待が集まる中行われた調査であったが、船内に侵入した調査隊が発見したのは、支配層の死亡と宇宙船の故障により難民となった大量のエイリアンであった。

乗船していたエイリアンである「エビ」(外見がエビ[=PRAWN]に似ているため)たちは地上に移り、隔離地区である「第9地区」で難民として、MNU (英:Multi-National United) と呼ばれる超国家機関による管理・監視のもとで生活することになったが、文化や外見の違いから人間とエビとの間では小競り合いが頻発し、人間達はエイリアンへの反発や差別を強めるばかりであった。

そして宇宙船出現から28年後、ついにエビたちを彼ら専用の居住区域である第10地区に移住させることが決定し、MNUの職員であるヴィカスは、立ち退き要請の同意を得るため第9地区を訪れるが、エイリアンの家で見つけた謎の液体を不注意により浴びてしまう。
wikipedia抜粋

<感想>
「第9地区」はヒューマンドラマならぬ、エビドラマです(笑)いや、半分冗談で、半分本当です。この映画は宇宙人という明らかに異質な生物を用いたものですが、これは実社会を揶揄した映画のようにも思えます。

例えば人種差別だったり、貧富の格差による差別。こういったものをわかりやすく宇宙人として、自分が差別しているものに、もし自分が同じようになったらどうするんだということを訴えているように思えます。

そういった視点で見ていくと、いろいろと考え深いエビドラマになります。多少グロい部分もありますが、映画的にも楽しめる作品なのでオススメです。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
今回は金曜ロード―ショーで近々公開するということで、感想を書いてみました。映画は見方によっていろいろと楽しめるので、自分なりの楽しみ方を見つけてくださいね。

ソーシャル・ネットワーク

【ソーシャル・ネットワーク】

<評価>82点

<キャスト>
監督 デヴィッド・フィンチャー
脚本 アーロン・ソーキン
<出演者>
ジェシー・アイゼンバーグ
アンドリュー・ガーフィールド
ジャスティン・ティンバーレイク
ブレンダ・ソング

<あらすじ>
2003年秋。ハーバード大学2年生のマーク・ザッカーバーグはボストン大生の恋人のエリカと口論になり、「アンタがモテないのは性格がサイテーだからよ」と言われてフラれてしまう。

怒ったマークはブログに彼女の悪口を書き並べ、さらにハーバード大のコンピュータをハッキングして女子学生の写真を集め、親友のエドゥアルド・サベリンの協力の下で女の子の顔の格付けサイト「フェイスマッシュ」を立ち上げる。

サイトは瞬く間に話題となり、公開から2時間で2万2000アクセスを記録するが、4時間後には大学側に潰されてしまう。

後日、理事会に呼び出しを食らったマークは半年の保護観察処分を受け、大学中の女学生全員からの嫌われ者となる。

そこへ、ボート部に所属するエリート学生であるキャメロン・ウィンクルヴォス、タイラー・ウィンクルヴォス兄弟とその友人のディヴィヤ・ナレンドラはマークの優れたプログラミング能力に目を付け、「名誉挽回のチャンス」と称し、「harvard.eduドメイン」に群がる女と出会うことを目的としたハーバード大生専用のコミュニティサイト「ハーバード・コネクション」の制作協力を依頼する。

これにヒントを得たマークはエドゥアルドをCFOとして1000ドルの融資を受けてソーシャル・ネットワーキングサイトの制作に取り掛かり、2004年初頭、「ザ・フェイスブック」が誕生する。

エドゥアルドの所属する大学一のファイナル・クラブである「フェニックス」の人脈を利用してサイトは瞬く間に広まった。

それに気付いたウィンクルボス兄弟らはアイデア盗用でマークを告訴しようとしたが、資産家の子息でもある彼らは「ハーバードの紳士は訴えない」という思想の為に思い留まった。

「ザ・フェイスブック」の流行のおかげでマークは女子からモテるようになったのだが……。
wikipedia抜粋

<感想>
「ソーシャルネットワーク」はあのフェイスブックを作った人たちの話です。フェイスブックを作ることになったキッカケやその後に何が起こったのかなどノンフィクション風雨に描いた映画になります。どうして、ノンフィクション風と言ったのかは、実際に本人たちに取材をして作ったからではないからです。

まあその辺はいいとして、映画自体はフェイスブックという物凄く大きな媒体が出来ていく過程を見ているのは面白いです。それだけ大きなものを一個人で抱えきれるわけがないですし、実際に自分たちが作ったフェイスブックという媒体に飲み込まれていく様はいろんなことを考えさせられます。友達だった相手が訴訟の相手になったり、お金によって人が変わってしまったりなど、なんか最後はアンニョイな気持ちになりました。

映画としてもドキドキハラハラもあり、結構楽しめます!またフェイスブックをやってる方も一度見てみたら面白いかと思います。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
映画館の前売り券の特典っていろんなものがありますが、だいたいいらないものが多くありませんか?もっと特典目当てで欲しくなるようなものを作ればいいのないなとか思う今日この頃です。

小説家を見つけたら

【小説家を見つけたら】

<評価>88点

<キャスト>
監督 ガス・ヴァン・サント
脚本 マイク・リッチ
<出演者>
ショーン・コネリー
ローレンス・マーク
ロンダ・トレフソン

<あらすじ>
黒人の高校生ジャマール・ウォレスはプロのバスケットボール選手を夢見つつも、文学が好きな少年。
ある日、ジャマールは友人たちにそそのかされ、忍び込んだ家にリュックを忘れてきてしまう。
後日、戻ってきたリュックの中にあった創作ノートに赤字で批評がされていた。
彼は40年前にピュリツァー賞に輝いた処女作一冊だけを残して文壇から消えた
幻の小説家のウィリアム・フォレスターだった。二人の間にはやがて友情が生まれいくが……。

<感想>
「小説家を見つけたら」はガスヴァンサント監督の作品です。だいぶにレビューした「グッドウィルハンティング」と同じ監督です。では、なぜ違う作品の名前を出したかなんですが、この作品は「グッドウィルハンティング」と非常に作りがにた作品だからです。監督が同じだから似ててもおかしくないかもしれませんが、それにしたって似ている。

まず不良っぽいけど実は文学の才能がある。その才能を見出していく小説家。そしてお互いに傷を癒しながら友情が芽生えていく。ただ似ていようが何であろうが良いものはいい。文章を通して交流していく少年と老人の小説家。この二人の丁寧な描写には本当に感動させられる。嫌が応にも感情移入させられる。

やっぱりガスヴァンサント監督の作品が好きなんだと実感しました。またこの映画には名言が多いのも特徴ですね!そこは伝説の小説家ですから、発する言葉も深い言葉や心にグッと刺さる名言が多いのです。この名言探しをしながら観るのも楽しみになると思います。

ただやっぱり「グッドウィルハンティング」があまりにも良すぎてちょっと採点が厳しくなりました。気になった方はぜひ見比べてみてください。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
今日はみなさんラピュタ祭りだったみたいですね。どこもかしこも掲示板は例の合言葉「バルス」です(笑)まあわかりますけどね。いやー映画って本当に良いものですね!とあのお方の言葉を借りたくなるほどの映画ですからね。やっぱり良いものはいい。

X-MEN:ファースト・ジェネレーション

【X-MEN:ファースト・ジェネレーション】

<評価>80点

<キャスト>
監督 マシュー・ヴォーン
<出演者>
ジェームズ・マカヴォイ
マイケル・ファスベンダー
ケヴィン・ベーコン

<あらすじ>
1944年。ナチス・ドイツ占領下のポーランドの強制収容所で科学者のシュミット博士は
両親と引き離されたユダヤ人の少年・エリック・レーンシャーが鉄門を捻じ曲げるのを目撃する。
シュミットはエリックの能力を引き出すために母親をわざと彼の目の前で殺害し、
エリックは怒りと痛み、そして深い悲しみによってより強い能力に目覚めた。
同じ頃、ニューヨーク州ウエストチェスター郡ではある裕福な家庭に育つ少年チャールズ・エグゼビアは、
彼の暮らす屋敷に偶然忍び込んだ異質な青い肌と変身能力を持つ少女レイヴン・ダークホルムと遭遇する。
チャールズは自分と同じ存在に出会えたことに喜び、彼女を家族として迎え入れた。
18年後の1962年。成人したエリックはシュミットに復讐する為元ナチスの人間を次々と襲撃し、シュミットの消息を追い続けていた。
一方チャールズはイギリスでレイブンと共に暮らし、オックスフォード大学で突然変異・ミュータントに関する研究をしていた。
wikipedia抜粋

<感想>
「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」は人気シリーズの最新作ですね。映画が公開されたときはやっぱりきたかという感じでした(笑)「バッドマンビギンズ」や「ハンニバルライジング」や「猿の惑星ジェネシス」など最後に誕生秘話に戻るという手法。

まあ賛否両論はあるかもしれないが、わりとこの手法好きです!X-MENシリーズも好きというのもあるかもしれないが、今までのX-MENとは少し違った雰囲気もあるかなと思いました。

いつもはアクションシーンやCGなど見ていてスッキリする感じもありつつ、ただそれだけの映画では終わらずに、あくまでもそこそこのストーリー性もあってバランスが良い。しかし、今回は少しストーリーに比重を置いた話になっていると思います。

最初のシーンから少し重たい雰囲気から始まるのも、ストーリー性を押してるんだという現れかも。なので、ヒューマン系が好きな人にもオススメできますね!総合的に楽しめる作品だと思います。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
今日は映画のフィルムについてのつぶやき。最近というか、もうすでにフィルムでの上映がほとんどなくなるっぽいですよ。撮影自体フィルムで撮らなくなるんですからね……。デジタル化が良いのか悪いのか。まあ撮るほうとしてはコストがかからないですからね。フィルムの味のある映画は絶滅の危機ですかね。

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