セブン
【セブン】
<評価>70点
<キャスト>
監督 デヴィッド・フィンチャー
原作 アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
<出演者>
ブラッド・ピット
モーガン・フリーマン
ケビン・スペイシー
<あらすじ>
キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続殺人事件と、
その事件を追う刑事たちの姿を描いたサイコ・サスペンス。
退職まであと1週間と迫った古参のベテラン刑事サマセット(モーガンフリーマン)と、
新人刑事ミルズ(ブラッドピット)は、ある死体発見現場に急行した。
死体を調べたところ、男は両腕と両足を拘束された上に何者かに食べ続けるよう強制され、
食物の大量摂取とその状態で腹部を殴打されたことによる内臓破裂が死因だった。
さらに死体の胃の中から七つの大罪の一つでGLUTTONY(暴食)と書いてあるプラスティックの破片を発見した。
その後も七つの大罪を連想せるような見るも無残な死体をまた発見し、
その死体にも大罪の一つである言葉が書かれていた。そして残す大罪が二つとなったとき……。
<感想>
「セブン」はデビットフィンチャー監督の作品で、それだけでも好きな人にはたまらないかもしれないですね。ただ見るときはサイコサスペンスということを頭に入れていてください。さらに言うと、犯人の思想がかなり偏っていて、絶望や苦しみだったりとマイナスなテーマを描いている作品です。
そういったことがあるのにも関わらずおすすめする理由はストーリが逸脱しているからです。一度見てしまうと、ストーリーの謎な部分と、サイコな部分、さらに終盤での怒涛な展開。人によって意見が分かれる後味が悪いラストシーンと見せ場は多くあります。この辺は鬼才と呼ばれるデビットフィンチャーだけありますね。
またモーガンフリーマン、ブラッドピット、ケビンスペイシーの演技が凄いです。この映画を成立させているのは俳優たちの演技のおかげもありますね。とにかく好みは分かれると思いますが、ストーリーは面白いのでおすすめです。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
セブンと言えばデビットフィンチャーということで、少しデビッドフィンチャーについてつぶやきます。実はこのカ監督のデビュー作品は「エイリアン3」です。初監督作品が人気作の続編というのはあまりないと思いますが、その辺は新人の頃から期待されていたということですかね。そして「エイリアン3」は失敗に終わりましたが、その後のセブン、ファイトクラブと人気作品を作り、一躍有名になったという感じですかね。個人的には「ファイトクラブ」が一番好きですが。