50回目のファーストキス | おすすめ映画ランキング!名作シネマレビュー

50回目のファーストキス

【50回目のファーストキス】

<評価>95点

<キャスト>
監督 ピーター・シーガル
脚本 ジョージ・ウィング
<出演者>
アダム・サンドラー
ドリュー・バリモア

<あらすじ>
主人公であるヘンリー(アダムサンドラー)は、
ある日カフェでルーシー(ドリュー・バリモア)という女性と出会い意気投合する。
しかし、次の日にルーシーと会うと彼女はヘンリーのことをすっかり忘れていた。
実は彼女は交通事故の後遺症により、事故前日までの記憶は残っているが、
それ以降の記憶はその日は覚えているが、次の日になるとそのときの記憶が消え、
事故前日の記憶の状態になってしまう障害だった。
ルーシーの家族はルーシーにそのことを悟らせないために、
そのときと同じことを再現し続けていた。それがルーシーに唯一できることだと信じていた。
ヘンリーは意気投合したはずのルーシーが自分を覚えていないことに疑問を覚え、
ルーシーの家を突き止める。そして驚愕の事実を知る。
ヘンリーはそれから毎日初めて会った振りをして、毎回場所を変え、手を変えて、
その度にルーシーと意気投合して愛の告白をする。その度にルーシーにとってはファーストキスとなる。
それを何度も何度も繰り返していたが、ある事件をキッカケに今までルーシーが
短期記憶障害になっていることがわかってしまう。そのときルーシーはある行動をとるが……。

<感想>
「50回目のファーストキス」は今まで観てきた恋愛映画の中で一番だと思います。この映画は恋愛映画の良い部分を全て兼ね備えています。嬉しさ、悲しさ、切なさ、感動など観た後で幸せな気持ちになれます。

内容としては出会った相手が短期記憶障害で一日しか記憶が持たないというちょっとありがちな内容ですが、そんなことは関係ないです。「博士の愛した数式」「頭の中の消しゴム」など似たような映画はありますが、似て非なるものだと思います。この二つの映画は明らかに観ている人を泣かそうという意図が見え、悲しさを前面に押し出しているように感じまし。しかし、この映画は悲しい設定にも関わらずヘンリーという主人公は常に前向きで、そんな設定を吹き飛ばす明るさと爽やかさえ感じました。もちろん悲しさもありますが、この映画は最終的に幸せな感動を感じさせてくれます。同じような設定でこうも違うものなんですね。個人的な感想にはなりますが、この映画のほうが本当の愛の深さを感じ、いろんなことを考えさせられる至極の恋愛を描いていると思います。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
アダムサンドラーというと陽気雰囲気があるせいか、コメディー映画の印象が強いが、この映画ではその印象が一変した。前向きに頑張る姿が凄く合っていて、悲しい話なのにそう感じさせないのはアダムサンドラーの演技のおかげもあるだろう。あとドリューバリモアの出演している映画の中で一番可愛いし、魅力的だと思う。

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