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ダイハード

【ダイハード】

<評価>95点

<キャスト>
監督 ジョン・マクティアナン
脚本 ジョブ・スチュアート
<出演者>
ブルース・ウィリス
アラン・リックマン

<あらすじ>
クリスマスの夕方近く、ニューヨーク刑事であるジョン・マクレーン(ブルース・ウィルス)は
妻ホリーと子供とクリスマスを過ごすためにロサンゼルス空港に降りた。
しかし、それを出迎えたのは妻ではなく、運転手のアーガイルだった。
ホリーは西海岸へ進出した日系企業に職を得て子供たちと共に引っ越していて、
成功した妻が竣工中の超高層ビルであるナカトミビルで開かれるクリスマスパーティーに夫を招待していた。
到着したナカトミビルで、久しぶりに会うホリーとケンカをしてしまう。
その頃、パーティーが盛り上がり始めたとき、別のフロアでは13名のテロリストが
ビルに侵入し、警備網をあっという間に破りビルを占拠してしまう。
テロリスト達ののリーダーはハンス・グルーバーと名乗り、全社員を人質に取ったと宣言する。
そして金庫に眠る6億4000万ドルの債券を要求するが、タカギがそれに応じないのを見てとると、彼を射殺してしまう。
そんな状況の中、幸運にも強盗グループから逃れたマクレーンは
外部との連絡を遮断され応援も望めない中で、テロリストとの戦いが始まる。

<感想>
「ダイハード」はアクションそれまでのアクション映画を変えた作品と言ってもいいかと思います。今までのアーノルドシュワルツネッガー、シルベスタスタローンといった俳優たちが出ていたいわゆる、ヒーローだったり、無敵だったりの人間がド派手に活躍するといった感じですね。

そういった映画とは違い、まず主人公であるマクレーンがあまりにも人間臭いというか、あれこれと起こるついてないない状況に文句ばかり言ったり、一見ダメなただのおっさんといった風貌。これが本当にアクション映画の主人公なのかと思ってしまいます。しかし、何だかんだでテロリスト達を次々と倒していく。その間にも文句を言い続けながら、さらにやってけていく。なんか知らないけどこのおっさん強い。それは懸け離れた存在より、どこか身近に感じ、応援したくなる。そんな魅力のある主人公が魅力の一つです。

また派手なアクションも爽快だが、ところどころにある伏線が凄いです。気づかなくてもまあ十分面白いですが、いろいろと細かく見ていると、伏線が散りばめられていて、それが後半になって解決していく。そういったストーリーの部分でも十分楽しめる最高のアクション映画だと思います。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
ダイハードは人気シリーズで4作まで出ていますが、どれも面白いのでおすすめです。個人的にはやっぱり1がおすすめですけどね。そういえば前に六本木の映画館でダイハード4の先行上映記念か何かで、オールナイトで1~4まで上映していたのを観に行きました。終わったときはもう朝でしたがテンションマックスで、かなりの満足度でした。ブルースウィリスはまさにハマり役ですね。スカッとするには本当におすすめの映画です。

エターナルサンシャイン

【エターナルサンシャイン】

<評価>89点

<キャスト>
監督 ミシェル・ゴンドリー
脚本 チャーリー・カウフマン
<出演者>
ジム・キャリー
ケイト・ウィンスレット
キルスティン・ダンスト

<あらすじ>
もうすぐバレンタインという季節。特に目立った特徴もない男のジョエル(ジムキャリー)は、
恋人であるクレメンタイン(ケイトウィンスレット)と喧嘩をしてしまう。
その後に仲直りをしようと思って会いに行くと、自分のことを知らないばかりか、他の男と親しげにしていた。
ショックを受けたジョエルは自分との記憶を全部消してしまったという
不思議な手紙を受け取り、記憶を消す手術したことを知った。
やがて、その苦しみに耐えられず自分も記憶を消す手術受けるを決意をする。
しかし、記憶を走馬灯のように遡りながら消していく作業の中で、
クレメンタインとの思い出が全て嫌なことばかりでなく、良い思い出のほうが多いことに気づき抵抗するが……。

<感想>
「エターナルサンシャイン」のキャッチコピーが「すべての失恋した人へ」といったものだったが、もちろんそういった人におすすめなのは言うまでもないが、今恋愛している人すべてにおすすめだと思います。失恋は誰しも経験したことだと思うし、そのときの苦しみや痛みを記憶から消したいと思ったことがあるなら、きっと凄く共感できると思います。泣かそうとして作った映画とは違い、本当に泣ける映画だと思います。

内容としては良くある恋愛映画とはまったく違います。男女が恋愛して苦境を乗り越えてゴールといったものではなく、複雑に作りこまれた映画です。この辺はさすがチャーリーカウフマンと言ったところですね。付き合っていた彼女と喧嘩した後に、仲直りしようとすると自分のことを覚えていなくて、その理由が嫌な記憶だけを消せる研究所で記憶を消してしまったという設定。この辺はあらすじに書いたのですが、ジョエルの記憶は抵抗空しく、結局消えてしまうのだが、二人はまた初対面同士として出会い、恋に落ちる。そして二人が喧嘩をしてお互いに記憶を消したことを研究所の手違いで知ってしまう。

失恋した痛み。記憶を消したときに気づいた幸せだったときの思い。全てを忘れ再び恋に落ちた時に、そのことを知ったときの感情。それらを過去、現在と場面が入れ替わりながら繋がっていく映像。全てが計算されていて、惹きこまれました。最後は感情移入しまくりで、泣ける映画だと思います。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
ジムキャリーとケイトウィンスレット主演の映画ですが、まずジムキャリーはコメディー俳優のイメージが強いですが、この映画を見ると印象変わりますね。コメディー俳優は真剣な恋愛映画に出ると凄く良い演技をするような気がするのは、気のせいなのだろうか。あとケイトウィンスレットは「タイタニック」で一気に有名になりましたが、同じ恋愛映画でもまったく違った演技が見られるので良いですね。脚本もチャーリーカウフマンで「マルコヴィッチの穴」の衝撃を受けた人なので、この映画でも奇想天外のストーリーが見れて満足です。

セブン

【セブン】

<評価>70点

<キャスト>
監督 デヴィッド・フィンチャー
原作 アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
<出演者>
ブラッド・ピット
モーガン・フリーマン
ケビン・スペイシー

<あらすじ>
キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続殺人事件と、
その事件を追う刑事たちの姿を描いたサイコ・サスペンス。
退職まであと1週間と迫った古参のベテラン刑事サマセット(モーガンフリーマン)と、
新人刑事ミルズ(ブラッドピット)は、ある死体発見現場に急行した。
死体を調べたところ、男は両腕と両足を拘束された上に何者かに食べ続けるよう強制され、
食物の大量摂取とその状態で腹部を殴打されたことによる内臓破裂が死因だった。
さらに死体の胃の中から七つの大罪の一つでGLUTTONY(暴食)と書いてあるプラスティックの破片を発見した。
その後も七つの大罪を連想せるような見るも無残な死体をまた発見し、
その死体にも大罪の一つである言葉が書かれていた。そして残す大罪が二つとなったとき……。

<感想>
「セブン」はデビットフィンチャー監督の作品で、それだけでも好きな人にはたまらないかもしれないですね。ただ見るときはサイコサスペンスということを頭に入れていてください。さらに言うと、犯人の思想がかなり偏っていて、絶望や苦しみだったりとマイナスなテーマを描いている作品です。

そういったことがあるのにも関わらずおすすめする理由はストーリが逸脱しているからです。一度見てしまうと、ストーリーの謎な部分と、サイコな部分、さらに終盤での怒涛な展開。人によって意見が分かれる後味が悪いラストシーンと見せ場は多くあります。この辺は鬼才と呼ばれるデビットフィンチャーだけありますね。

またモーガンフリーマン、ブラッドピット、ケビンスペイシーの演技が凄いです。この映画を成立させているのは俳優たちの演技のおかげもありますね。とにかく好みは分かれると思いますが、ストーリーは面白いのでおすすめです。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
セブンと言えばデビットフィンチャーということで、少しデビッドフィンチャーについてつぶやきます。実はこのカ監督のデビュー作品は「エイリアン3」です。初監督作品が人気作の続編というのはあまりないと思いますが、その辺は新人の頃から期待されていたということですかね。そして「エイリアン3」は失敗に終わりましたが、その後のセブン、ファイトクラブと人気作品を作り、一躍有名になったという感じですかね。個人的には「ファイトクラブ」が一番好きですが。

ビッグフィッシュ

【ビッグフィッシュ】

<評価>97点

<キャスト>
監督 ティム・バートン
原作 ダニエル・ウォレス
<出演者>
ユアン・マクレガー
アルバート・フィニー
ビリー・クラダップ

<あらすじ>
ジャーナリストであるウィル・ブルームの父であるエドワード・ブルームは、
空想と自らの人生を巧みに語って、聞く人を楽しませることが得意だった。
子供の頃はウィルもその話を聞くのが好きだったのだが、
次第にその空想の話を聞くことを止めてしまった。
そして時間が流れウィルは結婚式することになり、
その席で息子ウィルの生まれた日に巨大な魚を釣った話で招待客を楽しませたとき、
ついに空想の話ばかりをする、父への不満が爆発した。
それ以来二人の関係はこじれて、仲直りもすることがなかった。
そんなある日、母から父が病で倒れたと知らせが入り、
ウィルは妻と共に実家へと戻ることになった。駆けつけて父に会うと、
病床で相変わらず空想の話を語り出す父と、
本当の父を知りたいと葛藤する息子は理解できないままだった。
しかし、父の空想の話にはある重要な真実が……。

<感想>
「ビッグフィッシュ」はこれぞファンタジーという映画です。温かさと感動があり、心が癒される作品です。テーマは父と子の和解にあり、それを空想とファンタジー上手く描かれていると思います。この辺はやっぱり監督であるティムバートンらしさなのかなと感じるところでした。

前半の内容はあらすじにも書いてあるが、この映画の魅力は父の空想の話で大きな魚を釣り上げたりするフ不思議なファンタジーの世界とそれを辿る現実の話との繋がりにあると思います。それにより深まっていく父と子の絆。それはヒューマンドラマとしても十分魅力のある話になっているので、総合的に見ても本当におすすめの作品です。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
ティムバートン監督の作品は他にもだいた見てきたが、「シザーハンズ」かこの映画のどちらかが最高傑作かなと思っています。こ甲乙つけがたしですね。テーマ性とかメッセージ性に関しては「ビッグフィッシュ」が上かな。あとユアンマクレガーも良かったかな。

スピード

【スピード

<評価>90点

<キャスト>
監督 ヤン・デ・ボン
脚本 グラハム・ヨスト
<出演者>
キアヌ・リーブス
サンドラ・ブロック

<あらすじ>
ロサンゼルスのオフィスビルに仕掛けられた爆弾をSWAT隊員であるジャック(キアヌリーブス)
たちが何とか解除したが、仕掛けた犯人を逃してしまう。
その犯人は元爆弾処理班で怪我をしたときの保証を受けられず警察を恨んでいた。
次に犯人は路線バスに時速50マイル(約80キロ)以下になると爆発する爆弾が仕掛けた。
犯人は巨額の身代金を要求してきたため、若きSWAT隊員ジャックは、
多くの乗客を乗せたこのバスに乗り込み、次々と襲い掛かるトラブルに頭を使いながらの立ち向かう。
スピード落とせばバスが爆発してしまう。スピードを落とさずに道を進むには
どうしても限界があるという緊張感が魅力。
爆弾魔とSWAT隊員の攻防を息もつかせぬストーリーで描く危機感のあるアクション映画。

<感想>
「スピード」はアクション映画の中でも本当におすすめの作品です。名前の通りまるでジェットコースターに乗っているがごとく、とにかく息をつかせぬ展開が魅力だと思います。バスに爆弾を仕掛け、80キロ以下に落としたら爆発するという設定がこのときには斬新で良かったですね。1994年に作られた映画です。これ以降似たような映画が何作もありますが、この映画が走りですね。

内容としてはアクションらしい派手さもありますが、危機的状況をいろんな策を講じて解決していくという面白さもあり、アクションの良さであるスカッと爽快さもあるので総合的に素晴らしい作品だと思います。

またこの映画で有名になったキアヌリーブスとサンドラブロックがまた良いですね。二人にも注目ですね。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
キアヌリーブスはこの映画で一躍有名なったが、スピード2を制作するときにオファーを断っている。理由が個人的に組んでいるバンドが忙しいから。オファーの金額が何十億だったことを考えると、スゲーとしか言いようがないですね(笑)出演する映画も自分の好きなものしか出ていない印象があり、変わった映画によく出ていますね。

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