【ボーン・アイデンティティー】
<評価>84点
<キャスト>
監督 ダグ・リーマン
脚本 トニー・ギルロイ
<出演者>
マット・デイモン
フランカ・ポテンテ
<あらすじ>
ある嵐の夜、イタリアの漁船が洋上に漂う意識不明の若い男を発見する。
引き上げられたその男の背中には弾痕があり、皮下にはマイクロカプセルが埋め込まれ、
それにはスイスの銀行の口座番号が印されていた。
男はなんとか息を吹き返すが、記憶を失っており、自分の名前も分からない状態だった。
数週間後、彼は身元の唯一の手掛かりであるスイスの銀行に向かう。
その貸金庫にはジェイソン・ボーン(マット・デイモン)名義を含め6ヵ国のパスポートや大金、そして拳銃が入っていた。
やがて暗殺者たちに狙われ始めた彼は、偶然出会ったマリーの協力を得てパリへと向かう。
<感想>
「ボーンアイデンティティー」はスパイもののアクション映画なのですが、スパイものの中では1、2を争う面白さです。この映画は3部作映画で、この後に2作続きます。
トータルして全部面白いのですが、1部であるこの映画はやっぱりジェイソンボーンが記憶は失って何もわからないところから始まる先のわからない展開が良いです。自分の持ち物からしても普通じゃないこともわかるし、わけもわからず敵に狙われ、その相手を体が勝手に反応して倒してしまう。これからどうなるんだっていうハラハラの展開が良いですね。
またアクションも迫力のあるもので、ド派手な演出ではないが、相手を実践の格闘術で倒していくのがリアルで見てて楽しめます。他にも目線の動きでいろいろ演出したりなど、見所満載ですので、ぜひおすすめの映画です。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
今回またマットデイモンの登場です。これからどんどん登場していきますよ~。マットの映画はほぼ全部見てますから(笑)この映画はマット好きにはおすすめの映画ですね。マット一色ですから。まあ個人的には「グッドウィルハンティング」での演技が一番好きですが。
タグ : あらすじ, ボーン・アイデンティティー
カテゴリ : アクション映画, 80~89点の映画
【コンタクト】
<評価>81点
<キャスト>
監督 ロバート・ゼメキス
脚本 マイケル・ゴールデンバーク
<出演者>
ジョディー・フォスター
マシュー・マコノヒー
<あらすじ>
地球外知的生命体の存在を研究している天文学者エリーはある夜に未知の電波をキャッチする。
それはヴェガ星からのものであり、調べてみると地球上の映像と謎の設計図が納められていることが判明。
それはヴェガ星への輸送機関であることがわかった。
急ピッチで基地が建造されるが、エリーはパイロットの選考から洩れてしまう。
だがテロリストによってヴェガへの発進基地は無残にも破壊されてしまうが、エリーにある場所から連絡が来る。
それは別の場所にも輸送機関が作ってあるという内容だったが……。
<感想>
「コンタクト」は宇宙人と接触するというよくある設定の映画ですが、そういった設定の映画の中では一番好きです。なぜかと言うと、そういったものの中では異色な映画だからです。
某映画なんかは宇宙人と戦うだけなんて面白くないものもある中で、宇宙人とコンタクトを取り、宇宙人と会うための過程がリアルなのです。実際に宇宙人とコンタクトを取ることになった場合に起こるであろう、科学と宗教の対立。それによるテロ活動など、ただのSF映画ではなく、ヒューマン要素も強い映画です。
もちろんSFの良さであるファンタジー要素もある中でのヒューマン要素がリアルさを増して緊迫感も与えてます。二度おいしいじゃないですが、本当に楽しめる映画です。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
この作品は裏テーマに科学と宗教の対立がありますが、この辺が日本人にはちょっと理解できない部分もありますね。こういった宗教の対立を描いた映画も多いですが、日本では宗教の対立なんてほとんどないし、こういったことが知れるのが映画の良さの一つでもありますね。
タグ : コンタクト, 映画
カテゴリ : SF・ファンタジー映画, 80~89点の映画
【SAW<ソウ>】
<評価>83点
<キャスト>
監督 ジェームズ・ワン
脚本 リー・ワネル
<出演者>
ケイリー・エルウィス
リー・ワネル
<あらすじ>
目が覚めると、部屋の中央には死体があった。壁の端と端には足を鎖で繋がれた2人の男。
ゴードンとアダム。いきなりのことにパニックになっていると、犯人と思われるジグソウがあるゲームを始める。
君たちは死につつある。6時までに相手を殺すか、自分が死ぬかというジグソウからのメッセージ。
閉じ込められた部屋にあったのは一発の弾、タバコ2本、着信用携帯電話、2本のノコギリ。
2人の男は犯人が部屋に残したヒントを手掛かりに脱出しようとするが。
<感想>
「SAW<ソウ>」はサスペンスとしては異色な映画です。登場人物は二人の男と死体がいるだけ。しかも監禁された部屋からシーンが変わることもない。普通なら飽きてしまいそうだが、最後までずっと緊張感を保ったまま飽きることはなく、夢中で見てしまいました。
見終った後の衝撃度はかなりのものでした。犯人であるジグソウのゲームは悲惨でリアル。死にたくないならどうするんだと言わんばかりの道具。ちょっとしたホラーより怖いです。
このリアルで恐ろしいゲームと謎解きと密室での二人の男の心情の変化などは必見です。ぜひおすすめな映画です。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
ソウはDVDのおまけ特典として、監督と脚本の人のシーンごとの解説がついたものがあります。これがとにかく面白い。低予算で作られた映画なのですが、その苦労話とか工夫したことなどが聞けてよりいっそう楽しめました。
タグ : SAW, 映画
カテゴリ : サスペンス映画, 80~89点の映画
【プラダを着た悪魔】
<評価>86点
<キャスト>
監督 デヴィッド・フランケル
脚本 アライン・ブロッシュ・マッケンナ
<出演者>
メリル・ストリープ
アン・ハサウェイ
<あらすじ>
大学を卒業してから、ジャーナリストを目指してニューヨークにやってきたアンディ(アン・ハサウェイ)。
オシャレに関心のない彼女は、無謀にも一流ファッション誌ランウェイの面接を受ける。
アンディは意外性を買われ、カリスマ編集長のミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)のアシスタントとして働くことになった。
しかし、それが地獄の始まりだった。翌朝から24時間公私の区別なく携帯が鳴り続ける悪夢の日々が始まった。
ミランダには高度な要求をされ続け、もちろんこなせるわけもなく、
ミランダを呆れさせてしまう。しかし、自分の意識の甘さに気づいたアンディは劇的に変化を遂げるが……。
<感想>
「プラダを着た悪魔」はいわゆる、ガールズムービーとでも言うのかな。派手なブランド業界にファッションのファの字も知らないようなアンディが入社し、次第に華やかになっていく。名前の通り綺麗なブランドの服が数多く出てきて、女子としてはこういうのを見るだけでも楽しいのではないかと思います。またアンハサウェイの美人さといったらないですね。まさに完璧ですよね(笑)ブランド服が似合う似合う。
またこの映画はダサいアンディが成長していく映画でそれが面白いのですが、それだけではなく社会の厳しさというか仕事の厳しさというのかな。楽しいだけではなく、苦しみもあり、また女性の仕事と恋愛の両立の難しさも描かれていて、共感する人も多いのではないかと思います。
全体的によくできた作品で、感動、笑い、苦しみ、そして最後にはスカッとできる恋愛映画だと思います。ぜひオススメの作品です。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
kの映画はアンハサウェイとメリルストリープの存在感が際立ってますね。アンハサウェイの顔とスタイルは人間とは思えないぐらい完璧ですよね。そしてメリルストリープのあの傍若無人のキ演技もさすがとしか言えないですね。この辺はやはり大女優といわれるだけありますね。
タグ : ファッション, プラダを着た悪魔
カテゴリ : 恋愛映画, 80~89点の映画
【タイタンズを忘れない】
<評価>95点
<キャスト>
監督 ボァーズ・イェーキン
脚本 グレゴリー・アレン・ハワード
<出演者>
デンゼル・ワシントン
ウィル・パットン
キップ・パルデュー
<あらすじ>
1970年代の初めの頃、まだ人種差別が大きな問題となっていたアメリカで
実際にあったエピソードを基にしたスポーツヒューマン映画。
1971年、バージニア州のある町で白人の高校と黒人の高校が統合されることになった。
人種差別が根強かった1971年に、ヴァージニア州アレクサンドリアの州立の
ウィリアムズ高校に黒人であるハーマン・ブーン(デンゼル・ワシントン)がアシスタントヘッドコーチとして雇われた。
そして普通ならありえなかった白人と黒人の混合チームが生まれる。
初めはヘッドコーチとして雇われたブーンだが、人は平等でなければならないという宣言があったことから、コーチとして昇格する。
しかし、人種差別が根強い地元住民が黒人がコーチになれば反発することがわかっていたため、
迷った末に黒人選手の誇りを保つためにもコーチを引き受ける。
しかし、選手もお互いの人種の違いに困惑し、激しく対立してしまう。
まとまらないチームでは試合に勝つことはできず、ブーンの必死の話し合いや努力によって
次第にチームはまとまり試合に勝つが、そこにはさらなる試練が待ち受けていた……。
<感想>
「タイタンズを忘れない」は事実をもとにしたノンフィクション映画です。その中でもスポーツを通してのヒューマン物語ですが、ここまで胸が熱くなるというか、感動できる映画はそう他にないと思います。
白人と黒人のチームが人種を超えて次第に絆を深めて強くなるのですが、日本人にとっては人種差別というアメリカの根強く深い問題はピンとこないかもしれません。日本は人種での差別はないですからね。ただこれを見ればアメリカではこういう歴史があるんだってことが知れると思います。
こういうところはノンフィクション映画のいいところですね。そういった背景を抜きにしても、お互いが絆を強め試合に勝ち続けていくシーンはもう胸が熱くなり感動です。なんか友情って良いなって凄く思います。スポーツ映画の最高峰ですので、ぜひ一度みてください。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
今回はスポーツ映画を紹介しましたが、実は結構好きなジャンルです。実際にスポーツをしていたせいか、見てて熱くなりますよね。弱小チームが勝ち上がるという展開はだいたい同じですが、良いものは良いです。この映画の他にもいろいろとオススメがあるので、また紹介していきたいと思います。
タグ : タイタンズを忘れない, 感想
カテゴリ : ヒューマン映画, 90~100点の映画