【コクリコ坂から】
<評価>70点
<キャスト>
監督 宮崎吾朗
脚本 宮崎駿 丹羽圭子
<出演者>
長澤まさみ
<あらすじ>
港の見える丘にあるコクリコ荘で下宿する16才の少女海。海は毎朝、海に向かって、信号旗をあげていて、それを17才の少年俊はいつも見ていた。東京オリンピックの開催を目前に控える日本。横浜のある高校では、明治時代に建てられた由緒ある建物を取り壊すべきか、保存すべきかで論争が起きていた。そこで高校生の海と俊は、そんな事件の中で出会い、お互いに惹かれ合う。しかし、自分たちは兄弟かもしれないとわかり……。
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<感想>
コクリコ坂は批評するのに困る作品ですね。
個人的な感想でいえば、良い部分と悪い部分がハッキリしているので、見る人によって極端に分かれるのは仕方ないといった感じです。
まず物語の最初に惹きつけが足りないです。そういう映画じゃないというのもわかりますが、小説でも映画でも最初の10分を見れば面白いかどうか8割はわかる。その最初の10分の惹きつけが足りない。
ただ、中盤から後半に向けてはグッと惹きつけられるます。
この要因として、海と俊のお互いに惹かれ合う心理描写が細かく、様々な状況によって変化していく様も細かく描かれている。
その過程に段々惹かれていきます。ただこれも見る人によってはわかりづらい部分もあるため、退屈だと感じるのもわかる気はします。
総合的な評価としては特定の層に受けるジブリ映画の開拓といった意味で、いい映画だと思います。
ただ、ジブリに求められるのはどの世代にも愛されるものという過酷なハードルがあるので、それができたら手放しで評価できるのかなと思います。
カテゴリ : SF・ファンタジー映画 , 映画雑談 , 60~79点の映画
【香港国際警察 new police story 吹き替え】
「香港国際警察 new police story」はあまり知られていない、ジャッキーチェンの映画ですね。このときはハリウッド映画に出ることが多かったので、「ラッシュアワー」などそちらのほうは有名ですね。
「香港国際警察 new police story」は香港オールロケなので、ジャッキーチェンの良さを真に楽しむなら、香港で撮ったもののほうがいいですよね。「ポリスストーリー」なんかは普及の名作ですしね。
しかし、この映画は「ポリスストーリー」続編ですが……。
と、続きは感想のほうで書きます。
<評価>74点
<キャスト>
監督 ベニー・チャン
出演者 ジャッキー・チェン、ニコラス・ツェー、ダニエル・ウー
<香港国際警察 new police story あらすじ>
香港に強盗の仕事の後、人質を使って警察に通報させ、駆けつけた警官たちを一斉に銃撃で返り討ちにしてしまう極悪な武装強盗グループが存在した。香港警察の特殊部隊チャン・クォッウィン警部(ジャッキー・チェン)は自らの部下を率いて、武装強盗グループのアジトへ向かったが、グループの巧妙な罠にはまり部下を全員死なせてしまう。事件の後停職処分となり、酒におぼれてしまうが、そこにシウホンと名乗る新しい相棒が登場する。自分を慕ってくれるシウホンによってチャンは少しずつ立ち直り、再び犯人逮捕に挑む。
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<感想>
さて、「香港国際警察 new police story」ですが、「ポリスストーリー」の続編ではありますが、話の続きというわけでもないので、単体で楽しめるという利点はあります。
ただ「ポリスストーリー」が好きでこれを見ると、ちょっとがっかりするかもしれません。なぜかというと、この映画はアクションも当然ありますが、コミカルな感じではなく、ヒューマン映画の要素が結構あるからです。一度挫折した警官が、相棒によって復帰していく様などはヒューマン映画ですよね。
それで結局面白いのかというと、普通に面白いです。アクションあり、ヒューマンあり、そしてジャッキーここにありという映画なので、見て損をするということはないですね。
タグ : new police story , 香港国際警察 カテゴリ : アクション映画 , 映画雑談 , 60~79点の映画
【ブラック・スワン】
<評価>70点
<キャスト>
監督 ダーレン・アロノフスキー
原案 アンドレス・ハインツ
<出演者>
ナタリー・ポートマン
ヴァンサン・カッセル
ミラ・キュニス
<あらすじ>
ニナ(ナタリー・ポートマン)は、ニューヨークのある一流バレエ団(バレエ・カンパニー)に所属し、バレリーナとして人生の全てをバレエに捧げる日々を送っている。一緒に住む母親のエリカ(バーバラ・ハーシー)は元ダンサーで、今では絵画を描く日々を送っているが、自分が果たせなかったバレリーナとしての夢をニナに託し、彼女に対して過剰なほどの愛情を注いでいる。
ニナの所属するバレエ団は次の公演『白鳥の湖』の上演準備に入り、バレエ団のフランス人監督トマス(ヴァンサン・カッセル)はこの演目のプリマ(主役)を選ぼうとしていた。『白鳥の湖』の主役「スワン・クィーン」は、純真で無垢な「ホワイト・スワン」と、官能的で邪悪な「ブラック・スワン」の二役を一人で踊るため、相反することがらをひとりで表現する実力が必要である。トマスは年をとったプリマバレリーナのベス(ウィノナ・ライダー)をスワン・クィーン役には用いず、新人のリリー(ミラ・キュニス)やヴェロニカ(クセニア・ソロ)、そしてニナを候補者に挙げ、ニナにプリマとなるチャンスが巡ってくる。
しかしニナの生真面目で几帳面な気性はホワイト・スワン役に向いていたが、ブラック・スワンを表現しれず、トマスはヴェロニカを主役に選ぼうとする。ニナは再考を懇願しに監督のところへ行くと、トマスに突然キスをされ、ニナは思わず彼の唇を噛んでしまう。ニナに意外な面があることに気付いたトマスは考えを翻し、ニナを主役に抜擢する。バレエ団は次の公演のためにレセプションを開き、トマスはバレエ団のプリマバレリーナだったベスの引退を発表し、さらにその場でニナを新しいスターとして招待客に紹介した。
ニナは華々しいデビューを飾るが、ロビーでトマスを待っていたところにベスが現れ、トマスを性的に誘惑してプリマバレリーナの座を得たのだろうと詰られ、ショックを受ける。その後、トマスのアパートに招待された彼女は、ブラック・スワンを演じるために性的な喜びを追求することが必要だと忠告を受ける。
次の日から過酷な練習が始まるが、ニナは性的に魅了するような情熱に欠けているとトマスに責められ、やがて精神的に疲れ幻覚や妄想に悩まされるようになり、代役として控えているリリーが、自分がせっかく射止めた主役の座を奪おうとしているようにも思えてならなくなってくる。
ある夜、ニナは母親のエリカといさかいを起こし、リリーに誘われクラブへと飲みに出かけ、酔った勢いで麻薬を使い、男性と性行為に興じる。二人はニナのアパートに帰ったが、また母親と言い争ってしまう。ニナはリリーと二人だけで自分の部屋に閉じこもり、リリーと性行為にふけり、やがて寝込んでしまう。翌朝ニナが目を覚ますと彼女はひとりで、一緒にいるはずのリリーはどこにも居なかった。練習場に駆けつけてみると、その練習はリリーがスワン・クィーン役を踊る形で始まっていた。ニナはリリーに対して、なぜ起こしてくれなかったのかと怒りをぶちまけるが、リリーは昨晩はクラブで出会った男性と一夜を過ごしたと言う。アパートの出来事はニナの妄想であった。
幻覚や妄想は日増しに酷くなり、『白鳥の湖』の開演を翌日に控えた前夜、リリーと監督トマスが舞台裏でセックスをしているという幻覚症状に襲われ、帰宅後も母親が描いた数多くの絵が自分のことをあざ笑っているよう見えてしまう。さらに、自分の身体までもが鳥のように変化し、遂にニナは気を失って倒れてしまう。
いよいよ公演が始まる日の夕方、ニナが目覚めると、母が体調を崩し舞台に出られないと劇場に連絡したと告げられる。ニナは母を乱暴に振り切り、劇場へ向かう。劇場ではリリーがスワン・クィーンを踊る準備を進めていたが、ニナはそんないきさつは無視し、代役は不要だとトマスに告げ、ホワイト・スワンとして踊る準備をととのえた。
wikipedia抜粋
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<感想>
「ブラックスワン」は話題になった映画なので、ご存じの方は多いかと思います。評判の良い映画だったので楽しみにしていたのですが、見た感想はまあまあって感じでした。
確かに映画の視点がが完全にニナ(ナタリー・ポートマン)本人のものであり、ニナが段々と狂気に狂っていく様はまるでホラーを見ているような、見ている人を惹きつけるものはあります。
ただその先にあるものがないのが残念かなと思いました。ラストシーンは驚くほどのものではなく、なるほどねって感じで、見終った後の感情の起伏が少なかったです。ハードルを高くして見たせいかもしれませんね。
総合的に見ればまあまあの作品なので、一度見てみるといいかもしれませんね。評判の映画ですしね!
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
今一番気になっている映画は猿の惑星です。今までのシリーズは全部見ていて、凄く好きな作品なので、どうなるか期待したいですね!
タグ : ブラック・スワン , 感想 カテゴリ : サスペンス映画 , 60~79点の映画
【バッドサンタ】
<評価>79点
<キャスト>
監督 テリー・ツワイゴフ
製作総指揮 イーサン・コーエン
ジョエル・コーエン
<出演者>
ビリー・ボブ・ソーントン
トニー・コックス
<あらすじ>
クリスマスを間近に控えたアリゾナ州フェニックス。
毎年デパートでサンタクロースの格好をして子供たちの相手をするバイトをする中年男、ウィリーの正体はデパートの金庫破り。
妖精に扮した小人の相棒マーカスと共に、とあるデパートに狙いを定めていたが、
ウィリーに肥満少年のキッドがなついて離れなくなってしまう。
どんなに邪険にしていてもまとわりついてくる彼の相手をするうちに、ひょんなことから少年の家に居候するハメになり…。
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<感想>
「バッドサンタ」はある意味でかなり凄い映画です。サンタという言葉がついた映画の中で、間違いなく最低で面白い映画です。サンタのインパクトがありすぎです。
何が最低かというとサンタのアルバイトをしているおっさんが最低なんです。もうこれでもかというぐらいダメ人間です。こんなサンタはこの映画以外で見ることはないはず。それなのになぜか笑えてしまうんです。
ここまで聞くとコメディー映画かと思いきや、これが不思議とヒューマンドラマなんです。最低なサンタといじれられっ子の奇妙な人間関係と成長は感動さえもあります。この辺の良さはコーエン兄弟が絡んでるのもあるのかな。
とにかくいろいろと見所が多いので、一度見てみることをオススメしたい映画です。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
この映画は初め何となくで借りてみたんですが、かなり当たりの映画でした。なので、最初はコーエン兄弟が絡んでることを知りませんでした。見た後でいろいろと調べてみて、なるほどって感じでした。適当に借りた時の当たり作品はかなり得した気分になります!
タグ : バッドサンタ , 最初 カテゴリ : ヒューマン映画 , 60~79点の映画
【トゥルーライズ】
<評価>70点
<キャスト>
監督 ジェームズ・キャメロン
<出演者>
アーノルド・シュワルツェネッガー
ジェイミー・リー・カーティス
<あらすじ>
ハリーは妻と娘との3人暮らしを送るコンピューターセールスマン。
だが、彼の本当の姿は、大統領直属の国家保安組織「オメガ・セクター」所属のスパイだった。
ある日、妻の浮気を疑ったハリーは、組織の力を使って捜査を開始。
誤解と判明したものの、妻が抱く平凡な日常への不満を知り、彼女にスパイの任務を疑似体験させるハリー。
ところがそこへテロリスト一味が乱入、夫妻は捕らえられ、娘も巻き込まれた。国家と家族の危機にハリーが奮闘する。
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<感想>
「トゥルーライズ」はジェームズキャメロン監督のアクションコメディーになります。これでもかってぐらいお金を使った、いわゆる娯楽映画なのですが、見ていてスカッとできます。
アクションシーンはお金がかかっているので派手なのは言うまでもないですが、内容もコメディー要素があって単純に面白いです。
まあこういう映画は深いことは考えずに、スカッとしたいときに見る映画ですね!そういった映画の中ではオススメの作品です。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
この映画はジェームズキャメロンがターミネーター2を作った次の作品ですね。ちょっと系統が違いすぎる気も……。きっとお金がだいぶ余ってたのかな(笑)映画の中に遊びが結構あった気がします。ターミネーター2はもう名作ですからね!
タグ : トゥルーライズ , 動画 カテゴリ : アクション映画 , 60~79点の映画