2011年9月 のアーカイブ | おすすめ映画ランキング!名作シネマレビュー

ブラック・スワン

【ブラック・スワン】

<評価>70点

<キャスト>
監督 ダーレン・アロノフスキー
原案 アンドレス・ハインツ
<出演者>
ナタリー・ポートマン
ヴァンサン・カッセル
ミラ・キュニス

<あらすじ>
ニナ(ナタリー・ポートマン)は、ニューヨークのある一流バレエ団(バレエ・カンパニー)に所属し、バレリーナとして人生の全てをバレエに捧げる日々を送っている。一緒に住む母親のエリカ(バーバラ・ハーシー)は元ダンサーで、今では絵画を描く日々を送っているが、自分が果たせなかったバレリーナとしての夢をニナに託し、彼女に対して過剰なほどの愛情を注いでいる。
ニナの所属するバレエ団は次の公演『白鳥の湖』の上演準備に入り、バレエ団のフランス人監督トマス(ヴァンサン・カッセル)はこの演目のプリマ(主役)を選ぼうとしていた。『白鳥の湖』の主役「スワン・クィーン」は、純真で無垢な「ホワイト・スワン」と、官能的で邪悪な「ブラック・スワン」の二役を一人で踊るため、相反することがらをひとりで表現する実力が必要である。トマスは年をとったプリマバレリーナのベス(ウィノナ・ライダー)をスワン・クィーン役には用いず、新人のリリー(ミラ・キュニス)やヴェロニカ(クセニア・ソロ)、そしてニナを候補者に挙げ、ニナにプリマとなるチャンスが巡ってくる。
しかしニナの生真面目で几帳面な気性はホワイト・スワン役に向いていたが、ブラック・スワンを表現しれず、トマスはヴェロニカを主役に選ぼうとする。ニナは再考を懇願しに監督のところへ行くと、トマスに突然キスをされ、ニナは思わず彼の唇を噛んでしまう。ニナに意外な面があることに気付いたトマスは考えを翻し、ニナを主役に抜擢する。バレエ団は次の公演のためにレセプションを開き、トマスはバレエ団のプリマバレリーナだったベスの引退を発表し、さらにその場でニナを新しいスターとして招待客に紹介した。
ニナは華々しいデビューを飾るが、ロビーでトマスを待っていたところにベスが現れ、トマスを性的に誘惑してプリマバレリーナの座を得たのだろうと詰られ、ショックを受ける。その後、トマスのアパートに招待された彼女は、ブラック・スワンを演じるために性的な喜びを追求することが必要だと忠告を受ける。
次の日から過酷な練習が始まるが、ニナは性的に魅了するような情熱に欠けているとトマスに責められ、やがて精神的に疲れ幻覚や妄想に悩まされるようになり、代役として控えているリリーが、自分がせっかく射止めた主役の座を奪おうとしているようにも思えてならなくなってくる。
ある夜、ニナは母親のエリカといさかいを起こし、リリーに誘われクラブへと飲みに出かけ、酔った勢いで麻薬を使い、男性と性行為に興じる。二人はニナのアパートに帰ったが、また母親と言い争ってしまう。ニナはリリーと二人だけで自分の部屋に閉じこもり、リリーと性行為にふけり、やがて寝込んでしまう。翌朝ニナが目を覚ますと彼女はひとりで、一緒にいるはずのリリーはどこにも居なかった。練習場に駆けつけてみると、その練習はリリーがスワン・クィーン役を踊る形で始まっていた。ニナはリリーに対して、なぜ起こしてくれなかったのかと怒りをぶちまけるが、リリーは昨晩はクラブで出会った男性と一夜を過ごしたと言う。アパートの出来事はニナの妄想であった。
幻覚や妄想は日増しに酷くなり、『白鳥の湖』の開演を翌日に控えた前夜、リリーと監督トマスが舞台裏でセックスをしているという幻覚症状に襲われ、帰宅後も母親が描いた数多くの絵が自分のことをあざ笑っているよう見えてしまう。さらに、自分の身体までもが鳥のように変化し、遂にニナは気を失って倒れてしまう。
いよいよ公演が始まる日の夕方、ニナが目覚めると、母が体調を崩し舞台に出られないと劇場に連絡したと告げられる。ニナは母を乱暴に振り切り、劇場へ向かう。劇場ではリリーがスワン・クィーンを踊る準備を進めていたが、ニナはそんないきさつは無視し、代役は不要だとトマスに告げ、ホワイト・スワンとして踊る準備をととのえた。
wikipedia抜粋

<感想>
「ブラックスワン」は話題になった映画なので、ご存じの方は多いかと思います。評判の良い映画だったので楽しみにしていたのですが、見た感想はまあまあって感じでした。

確かに映画の視点がが完全にニナ(ナタリー・ポートマン)本人のものであり、ニナが段々と狂気に狂っていく様はまるでホラーを見ているような、見ている人を惹きつけるものはあります。

ただその先にあるものがないのが残念かなと思いました。ラストシーンは驚くほどのものではなく、なるほどねって感じで、見終った後の感情の起伏が少なかったです。ハードルを高くして見たせいかもしれませんね。

総合的に見ればまあまあの作品なので、一度見てみるといいかもしれませんね。評判の映画ですしね!

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
今一番気になっている映画は猿の惑星です。今までのシリーズは全部見ていて、凄く好きな作品なので、どうなるか期待したいですね!

アンドリューNDR114

【アンドリューNDR114】

<評価>94点

<キャスト>
監督 クリス・コロンバス
脚本 ニコラス・カザン
<出演者>
ロビン・ウィリアムズ

<あらすじ>
通称 “アンドリュー” ことNDR114は、ロボット工学三原則に基づいて人間に奉仕するアンドロイドである。
しかし、彼は徐々に個性と創造性を発揮するようになり、人間に近づく努力を重ねた末、法廷に自分を人間であると認めさせようとする。
「ロボットは本質的に不死であるがゆえに人間とは認められない」とする法廷に対して、
アンドリューは死を迎え入れることで自らの人間性を主張する。
wikipedia抜粋

<感想>
「アンドリューNDR114」はSF映画となりますが、内容はほとんどヒューマン映画ですね。しかも、話が壮大で、尚且つ本当に感動できます。今まで見たSF映画の中でここまでのものはそうはないと思います。

内容もロボットが段々と人間に近づいていき、最後は本当に人間となっていく。その過程には様々な困難や、人との関係が描かれていて、それはまるで本当に人の一生を垣間見ているようです。

人の成長していく姿がすなわち物語となるので、やっぱり満足感の高い映画ですね。設定もさることながら、内容も本当に感動できるもので、オススメの映画です。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
しかし、ロビン・ウィリアムズが出ている映画はほとんどハズレがないですね。最近はあまり出ていないですが、またロビン・ウィリアムズが主演。助演ぐらいで良い映画が観たいですね。

ナイトミュージアム

【ナイトミュージアム】

<評価>83点

<キャスト>
監督 ショーン・レヴィ
脚本 ロバート・ベン・ガラント
    トーマス・レノン
<出演者>
ベン・スティラー

<あらすじ>
ラリーは元気で明るい性格ではあるが、失敗ばかりで定職に就けずに離婚してしまう。
そのため、大切な一人息子のニックと共に暮らせない。
職探しに奔走する彼は、ようやく自然史博物館の警備員として働くことになった。
しかし、その博物館には、夜になると、展示物が魔法の石版の力で動き出すという秘密があった。
ラリーは唖然・呆然とするばかり。また、この博物館の元から居た警備員達が怪しい計画を密かに進めていた。
果たして、ラリーは博物館を守ることができるのか。
wikipedia抜粋

<感想>
「ナイトミュージアム」はいわゆる娯楽映画ですが、純粋に楽しませるための映画は面白い。ヒューマン系のような映画を観て知識や感動、何かかえ難いものを得るのもいいですが、何も考えずに笑える映画も必要ですよね。

この映画はそういった映画の中でも大人も子供も楽しめるエンターテイメント性の高いもので、子供からしたら博物館の動物やミニチュアの人が動くなんてある種一度は夢見るようなことで楽しいし、大人も子供の頃に帰れるような話で面白い。

また博物館から動き出すキャラクターも、みんな個性が強いところが良いですね。モアイが喋ったり、腹立つサルがいたり、ティラノサウルスの骨が動いたり、とにかく見ていて面白い。

ストーリーも博物館内のキャラにもそれぞれ揉め事がや悩みがあって、それを四苦八苦しながらラリーが解決していくというのもシンプルで良いですね。誰が見ても楽しめるオススメの作品です。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
そろそろ歴代の名作を紹介してきたので、新作のレビューも紹介していこうかなと思っています。ただ今まではほとんど名作しか紹介していなかったので、酷評もあるかもしれません(笑)

いまを生きる

【いまを生きる】

<評価>93点

<キャスト>
監督 ピーター・ウィアー
脚本 トム・シェルマン
<出演者>
ロビン・ウィリアムズ
ロバート・ショーン・レナード
イーサン・ホーク

<あらすじ>
規則の厳しい全寮制のエリート高校。生徒たちはその中で、毎日抑圧された生活を送っていた。
そんな時に新しく赴任してきた型破りな教師。彼は「教科書なんか破り捨てろ」と言い、
詩の本当の素晴らしさ、生きることの素晴らしさについて教えようとする。
初めは戸惑っていた生徒たちも、次第に規則や親の期待に縛られない、自由な生き方を望むようになるが……。
wikipedia抜粋

<感想>
「いまを生きる」はいわゆる青春学園ものですが、ここまで心にグッと来る映画はなかなかないと思います。規律の厳しい学校で、型破りな先生が来て生徒たちが変わっていく。ストーリーは青春ものの王道パターンではあるが、変な小細工がまったくなく、ある種泥臭ささえ感じるストレートな作品です。

また今の学校教育の問題を見直すという意味でも見たほうがいい作品ですね。教師とはどうあるべきかとか、大人の目線でも見れるし、学生が見たら学校生活をについて考えるキッカケができるると思います。

また先生役のロビンウィリアムズの演技はもう言うまでもなく完璧だし、生徒役として若きイーサンホークがでているのもまた良いです。とにかく大人も子供にもオススメの作品です!

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
やっぱりこの時代の映画は名作が多いですね!もちろん今も面白い映画は多くありますが、時間が経っても色褪せない普及の名作というのが明らかに減った気がします。もっと普及の名作を発掘したいですね。

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