90~100点の映画 | おすすめ映画ランキング!名作シネマレビュー

ニューシネマ・パラダイス

【ニューシネマ・パラダイス】

<評価>96点

<キャスト>
監督 ジュゼッペ・トルナトーレ 
<出演者>
フィリップ・ノワレ
ジャック・ペラン

<あらすじ>
映画監督であるトトは、故郷の母からアルフレードが死んだという知らせを受け取る。
トトが子供の頃は唯一の娯楽は広場のただ一軒の映画館で、
映画に魅了されたトトは何度も映写室に入り込んでは映写技師のアルフレードに
つまみ出されているうちに親しくなり、映写機の使い方を教えるようになった。
ある日映画館が火事になり、フィルムを救い出そうとしたアルフレードは火傷で視力を失った。
そしてトトは村人が新しく建て直した映画館「ニュー・シネマ・パラダイス」で
映写技師として働き家計を支えるようになった。
年月が過ぎ、若者となったトトはムービーカメラを手に入れ、自分でも映画を撮影するようになる。
駅で見かけた美少女エレナとの初恋を経て、トトは軍隊に徴兵されるが除隊後村に帰ってみると
映写室には別の男が座り、エレナは音信不通となっていた。
落ち込むトトにアルフレードは若いのだから外に向けて道を探せと鼓舞して、トトはその言葉に従ってローマに向かった。

<感想>
「ニューシネマパラダイス」はおそらく映画を好きな人なら知らない人がいないぐらい名作中の名作ですね。内容も雰囲気もこれぞ映画!映画ってこうだよねっていう感じで、本当に良いです。

映画全体に流れる雰囲気だったり、ノスタルジックな感じ。一瞬で映画に惹きつける魅力があります。

また内容も少年トトとアルフレードが段々と親しくなり、心を通わせていくシーン。成長してからもそれは変わらず、トトに外に向かわせるシーン。そして感動せずにはいられないラスト。どれをとっても愛を感じ、わざと泣かせるような映画ではなく、自然と涙が溢れるような至極の映画です。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
何だか最近こういった映画らしい映画ってなくなりましたよね。見た瞬間に惹きこまれるようなのが……。それか知らないだけで、あるのかもしれませんが。そこそこ面白いのはあるのですが、記憶に焼きつくような映画が見たい今日この頃です。そういえば映画料金が全体的に安くなるとかいう記事を見た気がするんだけど、どうなったんだろう。

タイタンズを忘れない

【タイタンズを忘れない】

<評価>95点

<キャスト>
監督 ボァーズ・イェーキン
脚本 グレゴリー・アレン・ハワード 
<出演者>
デンゼル・ワシントン
ウィル・パットン
キップ・パルデュー

<あらすじ>
1970年代の初めの頃、まだ人種差別が大きな問題となっていたアメリカで
実際にあったエピソードを基にしたスポーツヒューマン映画。
1971年、バージニア州のある町で白人の高校と黒人の高校が統合されることになった。
人種差別が根強かった1971年に、ヴァージニア州アレクサンドリアの州立の
ウィリアムズ高校に黒人であるハーマン・ブーン(デンゼル・ワシントン)がアシスタントヘッドコーチとして雇われた。
そして普通ならありえなかった白人と黒人の混合チームが生まれる。
初めはヘッドコーチとして雇われたブーンだが、人は平等でなければならないという宣言があったことから、コーチとして昇格する。
しかし、人種差別が根強い地元住民が黒人がコーチになれば反発することがわかっていたため、
迷った末に黒人選手の誇りを保つためにもコーチを引き受ける。
しかし、選手もお互いの人種の違いに困惑し、激しく対立してしまう。
まとまらないチームでは試合に勝つことはできず、ブーンの必死の話し合いや努力によって
次第にチームはまとまり試合に勝つが、そこにはさらなる試練が待ち受けていた……。

<感想>
「タイタンズを忘れない」は事実をもとにしたノンフィクション映画です。その中でもスポーツを通してのヒューマン物語ですが、ここまで胸が熱くなるというか、感動できる映画はそう他にないと思います。

白人と黒人のチームが人種を超えて次第に絆を深めて強くなるのですが、日本人にとっては人種差別というアメリカの根強く深い問題はピンとこないかもしれません。日本は人種での差別はないですからね。ただこれを見ればアメリカではこういう歴史があるんだってことが知れると思います。

こういうところはノンフィクション映画のいいところですね。そういった背景を抜きにしても、お互いが絆を強め試合に勝ち続けていくシーンはもう胸が熱くなり感動です。なんか友情って良いなって凄く思います。スポーツ映画の最高峰ですので、ぜひ一度みてください。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
今回はスポーツ映画を紹介しましたが、実は結構好きなジャンルです。実際にスポーツをしていたせいか、見てて熱くなりますよね。弱小チームが勝ち上がるという展開はだいたい同じですが、良いものは良いです。この映画の他にもいろいろとオススメがあるので、また紹介していきたいと思います。

ヒート

【ヒート】

<評価>91点

<キャスト>
監督 マイケル・マン
<出演者>
アルパチーノ
ロバート・デニーロ

<あらすじ>
犯罪のプロフェッショナル、ニール・マッコーリー(ロバートデニーロ)は、クリス、チェリト等と周到に練られた作戦で現金輸送車から無記名の有価証券を奪取する。捜査にあたるロス市警のヴィンセント・ハナ(アルパチーノ)はわずかな手がかりからチームのメンバーであるマイケルを割り出すことに成功する。
そして、市警は彼らの執拗な追跡を開始する。マッコーリーは本屋の店員イーディと出逢い、次の銀行強盗を最後に堅気の暮らしに入ろうと決意していた。やがて決行の時、タレ込みを受け現場に駆けつけたハナ達と、マッコーリー一味は、壮絶な銃撃戦を繰り広げるのだった。

<感想>
「ヒート」はアクション映画ですが、いわゆるアクション映画とはわけが違います。まずアルパチーノとロバートデニーロの共演というだけでただことではにことがわかります。さらに監督はマイケルマンで最高傑作といわれる作品です。映画好きにはたまらないと思います。もう二人の演技が渋いのなんのって、こんな演技ができるのは他にはいませんね。

内容としてもアクションでのパターンである良いやつが悪もの倒すという構図ではなく、警官であるヴィンセントにも物語があり、犯罪のプロフェッショナルであるニールにも物語がある。それぞれの立場や環境があり譲れないものがある。そんな二人が生死のやり取りしていくところが魅力ですね。

またアクションシーンもド派手というわけではなく、リアルを重視したものになっています。そして10分近くある迫力の銃撃戦があるのですが、それもただドンパチするわけではなく、アサルトライフルで一発一発を狙いすまして打ち合う緊張感のあるもので、思わず息を飲んでしまいます。最近こういった渋い見ごたえのある映画はなかなかないので、ぜひ見てもらいたい作品です。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
この映画ではやっぱりロバートデニーロの演技が渋くて良いですね。なんかあの演技は唯一無二って感じでよね。そういえばロバートデニーロって昔イケメンだったって知ってましたか?「タクシードライバー」っていう名作映画があるんですが、そのときのロバートデニーロはまだ若くて痩せているのですが、普通にカッコ良かったです!この映画もそのうち紹介したい作品なので、そのうち紹介するかもです。

アルマゲドン

【アルマゲドン】

<評価>87点

<キャスト>
監督 マイケル・ベイ
脚本 ジョナサン・ヘンズリー
<出演者>
ブルース・ウィリス
ベン・アフレック
リヴ・タイラー

<あらすじ>
1998年。流星雨の直撃によって衛星修理中のスペースシャトルが爆発し、宇宙飛行士も全員死亡する。
さらに流星雨はそのまま地球の大気圏を突破してニューヨークに降り注ぎ、壊滅的打撃を与えた。
調査の結果、彗星が小惑星帯に突っ込み、その際に生じた流星雨だった。
しかも今回はニューヨークに壊滅的な打撃を与えたものよりはるかに大きいもので、人類を滅亡させるほどのものだった。
人類滅亡まで日数がない中で、NASAによって隕石の衝突を回避するために、
核弾頭を隕石の中に設置して破壊するという計画を打ち出す。
初めはNASAのエリートたちが計画を実施するためのトレーニングをしていたが、
なかなか思うようには進まず、とうに引退した石油採掘のスペシャリスト達が仲間に加わり任務を遂行するが……。

<感想>
「アルマゲドン」はSF映画でもありますが、いわゆるパニック映画とも言いますね。パニック映画は今まで数多く見てきましたが、その中で一番面白かったですね。

普通のパニック映画ならまあハラハラするだけなのですが、アルマゲドンにはヒューマン映画の要素もあるところが良いですね。危機的状況に陥ったときの人々の反応だったり、世界が滅亡する中で恋人と家族と親友とどう過ごすのか。また死を覚悟しながら任務を遂行するNASAの隊員とスペシャリスト達の心境。

いろんな人間ドラマがあり、そして世界を救うためのハラハラした危機的状況。その全てが展開していく中で感動が押し寄せてきます。胸が熱くなり、感動できるおすすめの作品です。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
この映画の中で流れる曲がエアロスミスの曲なんですが、この作品と凄い合ってますよね。エアロスミスの曲があるおかげで、感動的なシーンがより感動できます。映画の中の曲はかなり重要な要素ですよね。曲によって感情移入ができたりもするし、この辺も映画を作る上で大事な要素なんですね。以前に紹介した「バタフライエフェクト」のオアシスの曲なんかも良かったですね。

遠い空の向こうに

【遠い空の向こうに】

<評価>91点

<キャスト>
監督 ジョー・ジョンストン
脚本 ルイス・コリック
<出演者>
ジェイク・ギレンホール
クリス・クーパー

<あらすじ>
1957年10月。ソ連が人類初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功した。
ウエスト・ヴァージニア州の炭坑の町で、その美しい軌跡の様子をじっとを見ていた青年ホーマーは、
自らの手でロケットを打ち上げたいという感情が湧き上がる。
そして、悪友であるロイリーとオデル、さらに級友で数学の天才であるクエンティンでをロケット作るチームを結成。
しかし、なかなか思うようにはいかず、次第に父であるジョンと対立してしまう。
それでも決して諦めない姿勢は町の人たちに伝わり始め、彼らに協力する。
そしていよいよロケット作りが現実味を帯びてきたが、そんなときに山火事が起こってしまうが……。

<感想>
「遠い空の向こうに」はこれぞヒューマン系といった映画です。ヒューマン映画に求めるものは、いろいろとあると思いますが、私が求めるのは感動、喜び、挫折、教訓、希望、見終わった後の余韻などありますが、それが満たされている映画だと思います。

内容としてはロケット作りを決して諦めない青年たちの物語ですが、困難を乗り越えていく青年たちの姿が本当に良いですね。映画全体として夢や希望を感じることができて、それが心に響きました。こういう青春映画って好きですね。また父と子の家族ムービー的要素もあるので、誰にでもおすすめできる映画だと思います。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
今回はあんまりつぶやくことがないという(笑)なんだろう。ロケットと言えば、他の映画で農場でロケットを作る「庭から昇ったロケット雲というのを見たが、それよりはこっちのが映画のほうが断然良かったですね。まあ悪くはなかったけど。興味があれば両方見てみてください。

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