【TAXi<タクシー>】
<評価>69点
<キャスト>
監督 ジェラール・ピレス
制作・脚本 リュック・ベッソン
<出演者>
サミー・ナセリ
<あらすじ>
改造した愛車“プジョー406”で街中を爆走する、スピード狂のタクシー・ドライバーのダニエル。
愛車はボタン一つでレーシングカーの如き姿に変形し、
どんな場所でもあっという間に客を送り届けることができる。
ある日、運転免許試験に落ちた刑事エミリアンにスピード違反で逮捕された彼は、
違反取り消しを交換条件に事件の捜査に協力させられる。
事件を起こす一団はベンツに乗っていて、中々足取りをつかむことができない。
捜査の末、ダニエルは車関係の知人のつてをたどり、
一団が速乾性の塗料を使って車の色を逐一塗り替えているとの情報を得た。
ダニエルは彼らを確実に捕まえるために、ピザ屋の旧友たちをも巻き込んだ一大作戦を開始する。
<感想>
「TAXi」はもうたまにはこういう映画を観たっていいじゃないかという感じですね!何も考えずに映画を観たい時もあるんです。真面目な映画を借りたついでに、借りたくなる映画があるんです。
内容は改造暴走タクシーで事件を解決するっていうだけの話なんですが、スピード感とテンポが良いので、サクサク見れます。ギャグシーンとアクションシーンが多彩で楽しめる映画だと思います。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
まあ今回は名作というよりかは、箸休め的な感じで面白い映画を選択してみました。私的にそういう映画も重要です。2~3本借りるとなると、一つぐらいは何も考えない映画を見たくなりますね。かといって、つまらない映画は見たくないですが。
タグ : TAXi
カテゴリ : アクション映画, 60~79点の映画
【シザーハンズ】
<評価>85点
<キャスト>
監督 ティム・バートン
脚本 キャロライン・トンプソン
<出演者>
ジョニー・デップ
ウィノナ・ライダー
ダイアン・ウィースト
<あらすじ>
エドワード(ジョニーデップ)は発明家の博士によって生み出された人造人間。
だが、完成直前に博士が急死してしまった為、彼は両手がハサミのままこの世に残されてしまう。
その後、ゴースト屋敷のような丘の上の家で、顔が傷だらけで孤独な日々を送っていた彼の元に、
化粧品のセールス・ウーマンのペグが訪ねて来た。
心優しい彼女は、そんな彼の姿に同情し、自分の家に連れて帰る。
エドワードは植木を綺麗に整えたり、ペットの毛を刈ったりして人気者になってゆく。
そんな中、エドワードはペグの娘に彼女に恋してしまうが、その恋には困難が待ち受けていた。
<感想>
「シザーハンズ」はジャンルとしてはラブファンタジーということになるのでしょうか。ティムバートン監督の映画で、好きな人にはたまらない映画ですね。
内容としては未完成な人造人間であるエドワードは手がハサミのままで、ずっと一人で過ごしてきた。そのエドワードは恋をするが、手がハサミのせいで抱きしめることもできない。そんなエドワードとペグの娘は次第に心を通わせていく。ここまでは純愛を描いていて、惹きこまれる。
ただそれで終わるわけではなく、初めはみんなにも慕われていたが、あることをキッカケに事態は急変。もともと手がハサミの人造人間という自分とは違う存在が受け入れられることもなく、心優しいエドワードには悲しい運命が待っている。これは現実の社会でも同じで、はみ出した存在を潰そうとする。そういったことを批判しているような気がします。
ただの純愛ではない、いろんなメッセージのこめられた映画だと思います。切なくも愛おしい恋愛映画。オススメの作品です。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
この作品で一躍ジョニーデップが有名になりましたね。またこの作品以降ティムバートン監督の作品ではジョニーデップが欠かせない作品になりましたね。ティムバートン監督曰く、シザーハンズのときはまだ演技が下手くそだったらしいです。それでもこうやってずっと出ているのですから、光る才能を感じていたということなんでしょうかね。今ではまさに名コンビですね!
タグ : シザーハンズ, 映画
カテゴリ : 恋愛映画, 80~89点の映画
【グッバイ、レーニン!】
<評価>90点
<キャスト>
監督 ヴォルフガング・ベッカー
脚本 ベルント・リヒテンベルク
<出演者>
ダニエル・ブリュール
カトリーン・ザース
<あらすじ>
1989年東ベルリン。テレビ修理店に勤める青年アレックス。
彼の父は10年前に家族を捨て、西側に亡命した。
一方、母クリスティアーネは、その反動からますます愛国心を強めていく。
そんなある日、秘かに反体制の考えを持っていたアレックスが反社会主義デモに参加。
その結果、警察と衝突するところを偶然目撃したクリスティアーネは
ショックで心臓発作を起こし、昏睡状態に陥ってしまう。
その間にベルリンの壁が崩壊、統一ドイツは資本主義国家となる。
やがて8ヶ月後、クリスティアーネは奇跡的に覚醒するのだがベルリンの壁が崩壊していることを知らず、
アレックスは母に精神的不安をかけまいと紛争するが……。
<感想>
「グッバイレーニン」はドイツ映画で、ベルリンの壁が崩壊したときの状況を描いています。まず特徴的なのは東ドイツ崩壊の際の一般市民の様子をよく描いている点です。東ドイツが崩壊したとき、東ドイツの人たちの状況はどんなものだったのかが、映画を通してこんな感じなのかなと知れることが面白いですね。
また内容も普通なら暗い感じになってしまうような状況をひたすらコミカルに描いている。東ドイツが崩壊して、西ドイツの文化が流入してくる中で、母に崩壊した事実を知られないために優しい嘘をつく。普通ならやっぱりしんみりした展開なのに、その嘘で奔走しているシーンがまるでコメディーを見ているかのようにコミカルだ。このギャップがまた良い。
これぞ名作映画って感じの映画なので、まだ見ていない人はぜひ見てみてください。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
ドイツ映画はたまに大当たりな映画が出ますね!テーマはやっぱり東ドイツのときの話が多いですが、それだけドイツにとって大事件だったということですね。他の国でもそうですが、映画は普段知ることがなかなかできない歴史だったり、状況を間接的にも知れるところが醍醐味の一つですね。
タグ : グッバイ、レーニン!, 映画
カテゴリ : ヒューマン映画, 90~100点の映画
【ONCE ダブリンの街角で】
<評価>90点
<キャスト>
監督 ジョン・カーニー
<出演者>
グレン・ハンサード
マルケタ・イルグロヴァ
<あらすじ>
ダブリンの街角で毎日のようにギターをかき鳴らす男(グレン・ハンサード)。
しかし、その音楽に足を止めて聞こうとする人は誰もない。
そんなときに唯一足を止めたのがチェコ移民の女(マルケタ・イルグロヴァ)だった。
彼女にいろんな質問をされて疎ましく思いながら、
いつの間にか昼間の彼の仕事である掃除機の修理を約束させられる。
翌日、女が壊れた掃除機を引きずってやってくる。
彼は再会に驚きながら、その強引さに押され、彼女がピアノを弾かせてもらうという楽器店に立ち寄る。
彼女のピアノの腕を確信した彼は、自分が書いた曲を一緒に演奏してみないかと持ちかける。
二人のセッションは予想を遥かに上回り、美しいハーモニーを生み出した。
彼はその演奏に喜びを覚え、彼女に惹かれていくが……。
<感想>
「ONCE ダブリンの街角で」はアメリカでわずか2館の公開から口コミで動員数を増やし、最終的には140館での上映となったラブストーリーです。
この映画は監督も出演者もほとんど素人に近いが作ったものです。ストーリーも複雑なものでもなく、ありふれたものです。俳優陣も見たことがない。それなのに心が震えるほどの感動が溢れます。それはどうしてかと言うと、映画作りに関しては素人ですが、音楽作りのプロなんです。
映画の中で流れる音楽とストーリが合わさると、心が震えるんですね。いや、この映画の音楽は本当に素晴らしいです。映画の中の音楽の役割の重大さがわかります。
またストーリーも演技も変に作ろうとしていないぶん自然なんですよね。そこが素朴というか、等身大の恋愛が楽しめるような気がします。映画をよく観る人にもオススメな作品です。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
映画の中の音楽の重要さについて前にもつぶやきましたが、この映画はそれが本当によくわかります。映画の中の音楽のチョイスも監督のセンスに関わってきますよね。でも実際どうやって決めたりするんだろうなとかちょっと気になります。
タグ : ONCE ダブリンの街角で, 動画
カテゴリ : 恋愛映画, 90~100点の映画
【パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち】
<評価>75点
<キャスト>
監督 ゴア・ヴァービンスキー
<出演者>
ジョニー・デップ
キーラ・ナイトレイ
オーランド・ブルーム
<あらすじ>
時代は17世紀頃のカリブ海の港町ポートロイヤル。総督の美しい娘エリザベスは子供の頃に、
海の漂流から救助された少年ウィルが身につけていた黄金のメダルを今でも大切に持っていた。
その少年ウィルは総督の屋敷に鍛冶屋として出入りしていた。
ウィルは総督令嬢エリザベスとはお互いが気になっていたが、身分の違いから恋心を抑えていた。
ある夜、町を襲撃した海賊船ブラックパール号のバルボッサ船長率いる海賊たちに襲われ、エリザベスが捕まってしまう。
バルボッサ船長の目当てはエリザベスの黄金のメダルにあった。
ウィルは牢獄に入れられていた海賊ジャックの力を借りて、命がけで彼女の救出に向かうのだった。
ジャックはバルボッサの過去を知る数少ない人間のひとりであり、恐るべき真実をウィルに告げる。
バルボッサとその手下たちは呪いをかけられ、月の光の下でその忌まわしい姿をさらすというのだ。
バルボッサ船長率いる海賊たちは、その呪いのために、
心臓を剣で貫かれても甦り、決して死ぬことも許されない不死の状態であった。
その呪いを解く鍵は、エリザベスの黄金のメダルが握っていた。
<感想>
「パイレーツオブカリビアン」はもう紹介するまでもないぐらい有名な映画ですね。4作目である生命の泉も公開されましたね。
この第1作目である呪われた海賊たちは何と言っても娯楽の王道をひた進む面白さがあります。娯楽映画というのは娯楽に徹しなければいけないと個人的には思います。この映画は良い意味でも悪い意味でも王道です。
よくストーリーがわかりやすくて面白くないとか聞きますが、そもそも娯楽映画にストーリーはなくてもいいんです。気楽に観れて、面白ければいいんです。そういった点でもこの映画は王道の面白さがあって好きです。
またこの映画はやっぱりキャラが良いですよね。ジョニーデップ演じるジャックスパロー。オーランドブルーム演じるウィルターナー。キーラナイトレイ演じるエリザベススワン。この3人のキャラのバランスが良いですね。それぞれが目立つシーンがあり、魅力がある。ジャックだけではないところが魅力ですね。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
ジョニーデップの出ている映画は「シザーハンズ」からずっと見ているんですが、映画によって全然違う人物に見えるところが凄いですね。今はジャックの印象が強くなってしまいましたが、また違ったジョニーデップが見たいですね!
タグ : パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち, 動画
カテゴリ : アクション映画, 60~79点の映画