【いまを生きる】
<評価>93点
<キャスト>
監督 ピーター・ウィアー
脚本 トム・シェルマン
<出演者>
ロビン・ウィリアムズ
ロバート・ショーン・レナード
イーサン・ホーク
<あらすじ>
規則の厳しい全寮制のエリート高校。生徒たちはその中で、毎日抑圧された生活を送っていた。
そんな時に新しく赴任してきた型破りな教師。彼は「教科書なんか破り捨てろ」と言い、
詩の本当の素晴らしさ、生きることの素晴らしさについて教えようとする。
初めは戸惑っていた生徒たちも、次第に規則や親の期待に縛られない、自由な生き方を望むようになるが……。
wikipedia抜粋
<感想>
「いまを生きる」はいわゆる青春学園ものですが、ここまで心にグッと来る映画はなかなかないと思います。規律の厳しい学校で、型破りな先生が来て生徒たちが変わっていく。ストーリーは青春ものの王道パターンではあるが、変な小細工がまったくなく、ある種泥臭ささえ感じるストレートな作品です。
また今の学校教育の問題を見直すという意味でも見たほうがいい作品ですね。教師とはどうあるべきかとか、大人の目線でも見れるし、学生が見たら学校生活をについて考えるキッカケができるると思います。
また先生役のロビンウィリアムズの演技はもう言うまでもなく完璧だし、生徒役として若きイーサンホークがでているのもまた良いです。とにかく大人も子供にもオススメの作品です!
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
やっぱりこの時代の映画は名作が多いですね!もちろん今も面白い映画は多くありますが、時間が経っても色褪せない普及の名作というのが明らかに減った気がします。もっと普及の名作を発掘したいですね。
タグ : いまを生きる, 感想
カテゴリ : ヒューマン映画, 90~100点の映画
【ツォツィ】
<評価>81点
<キャスト>
監督 ギャヴィン・フッド
<出演者>
プレスリー・チュエニヤハエ
テリー・ペート
ケネス・ンコースィ
モツスィ・マッハーノ
<あらすじ>
アパルトヘイト廃止から10数年経った今もなお残る差別や格差社会に苦しむ
南アフリカ、ヨハネスブルクのスラム街に暮らすツォツィ(プレスリー・チュウェンヤガエー)は
仲間とつるんで窃盗やカージャックを繰り返していた。
ある日、高級住宅街にやってきた彼は車を運転していた女性を撃って逃走。
やがて、強奪した車の後部座席に生後間もない赤ん坊がいることに気づいたツォツィは
赤ん坊を紙袋に入れて自分の部屋に連れ帰る。
そのことを契機に人間性を取り戻していく過程を描く。
<感想>
「ツォツィ」は賛否両論ある映画だと思います。特に日本人からしたら、スラム街の実情も本当の意味ではわかりません。何だかんだで、世界一治安は良いですからね。
主人公のツォツィは今まで散々犯罪を犯してきて、最初は本当に悪者って感じです。そのために感情移入し難いところはありますが、映画を観ていくにつれ、スラム街のギャングだったツォツィが成長していく様は心を動かされます。
成長していくキッカケとなったのは赤ん坊を育てることになってからですが、子供を育てることによって自分も育てられてるのかなと感じました。またラストシーンは本当に感動できるものです。
何度も言いますが、こういった日本にいてはわからない実情を知ることができるのも映画の良さなので、一度見てみることをオススメします。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
「ツォツィ」はDVD特典が面白いのでぜひ見てください。なぜかというと、ラストシーンが何パターンか見れる特典があるからです。こういった特典はDVDならではですし、いろいとろ考えられて面白いですよね。
タグ : あらすじ, ツォツィ
カテゴリ : ヒューマン映画, 80~89点の映画
【バッドサンタ】
<評価>79点
<キャスト>
監督 テリー・ツワイゴフ
製作総指揮 イーサン・コーエン
ジョエル・コーエン
<出演者>
ビリー・ボブ・ソーントン
トニー・コックス
<あらすじ>
クリスマスを間近に控えたアリゾナ州フェニックス。
毎年デパートでサンタクロースの格好をして子供たちの相手をするバイトをする中年男、ウィリーの正体はデパートの金庫破り。
妖精に扮した小人の相棒マーカスと共に、とあるデパートに狙いを定めていたが、
ウィリーに肥満少年のキッドがなついて離れなくなってしまう。
どんなに邪険にしていてもまとわりついてくる彼の相手をするうちに、ひょんなことから少年の家に居候するハメになり…。
<感想>
「バッドサンタ」はある意味でかなり凄い映画です。サンタという言葉がついた映画の中で、間違いなく最低で面白い映画です。サンタのインパクトがありすぎです。
何が最低かというとサンタのアルバイトをしているおっさんが最低なんです。もうこれでもかというぐらいダメ人間です。こんなサンタはこの映画以外で見ることはないはず。それなのになぜか笑えてしまうんです。
ここまで聞くとコメディー映画かと思いきや、これが不思議とヒューマンドラマなんです。最低なサンタといじれられっ子の奇妙な人間関係と成長は感動さえもあります。この辺の良さはコーエン兄弟が絡んでるのもあるのかな。
とにかくいろいろと見所が多いので、一度見てみることをオススメしたい映画です。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
この映画は初め何となくで借りてみたんですが、かなり当たりの映画でした。なので、最初はコーエン兄弟が絡んでることを知りませんでした。見た後でいろいろと調べてみて、なるほどって感じでした。適当に借りた時の当たり作品はかなり得した気分になります!
タグ : バッドサンタ, 最初
カテゴリ : ヒューマン映画, 60~79点の映画
【奇跡のシンフォニー】
<評価>90点
<キャスト>
監督 カーステン・シェリダン
<出演者>
フレディ・ハイモア
ケリー・ラッセル
ジョナサン・リース=マイヤーズ
<あらすじ>
ニューヨーク近郊の孤児院で暮らすエヴァンは両親が必ず迎えに来ると信じているものの、
11歳になるまでその願いがかなう事は無かった。
ある日不思議な音に導かれるように彼は孤児院を抜け出してしまう。
たどり着いたマンハッタンで様々な出会いを経てエヴァンは音楽の才能を開花させる。
一方エヴァンは死んだと思っていた彼の母ライラ、そしてライラと結ばれること無く一時は悲嘆にくれていた父ルイスも
音楽に導かれるかのようにマンハッタンへ向かう。
<感想>
「奇跡のシンフォニー」は久しぶりにストーリーで感動させられた映画です。しかも、いわゆるな感動映画ではなく、人間の成長や人との繋がり、そこに音楽と言うピースが組み合わさって、本当に感動できました。
内容としては今までの映画でよくある展開で、比較的先が読めるのですが、そこに登場する人物の個性だったり、何よりも音楽に特化させたことで感性を刺激する作品なったのではないかと思います。
またラストシーンはわかっていても、物凄く感動するので、ぜひ一度見てみてください。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
ここ最近続けて音楽に特化した映画を紹介しましたが、ミュージカルとかは実はちょっと苦手だったりします。ミュージカル映画で好きなの「RENT」ぐらいかな。そしてそろそろ新作映画とかの紹介もしようかなと考え中です。
タグ : 奇跡のシンフォニー, 感想
カテゴリ : ヒューマン映画, 90~100点の映画
【再会の街で】
<評価>92点
<キャスト>
監督 マイク・バインダー
<出演者>
アダム・サンドラー
ドン・チードル
ジェイダ・ピンケット=スミス
リヴ・タイラー
サフロン・バロウズ
ドナルド・サザーランド
<あらすじ>
ニューヨークで歯科医院を営むアラン(ドン・チードル)は妻子に恵まれ理想的な生活を送っていた。
ある日彼は911で妻子を失った大学時代のルーム・メイト、チャーリー(アダム・サンドラー)と再会する。
しかし彼はいまだに立ち直れず、心を閉ざしていた。
そんな彼を立ち直らせようと、アランは行動をともにする。
次第に彼らは互いを必要とする関係になっていく。
<感想>
「再会の街で」はヒューマン系ですが、ここ何年かの中ではヒューマン系のらしさや、良さが出た映画だと思います。これが映画、ヒューマン系映画でしょっていうのがなかったので、この映画を観たときは久々に楽しめました。
内容も9・11事件後の痛みを抱えた人たちが織り成す人間模様、人との繋がりについて描いたものなので、今また見ることをオススメする映画です。痛みを抱えながらも人との繋がりによって、傷が少しづつ癒されていく。やっぱり人間は一人では生きていけないものなんだと気づかされます。
<内容にはあまり関係ないつぶやき>
「再会の街で」は新宿の武蔵野館という映画館で観たんですが、あまり他の映画館でやってなかったのが残念な映画でしたね。最近は大作で名作の映画がほとんどない気がします。新宿や渋谷の単館系の映画を観ていると、たまに大当たりを引くので止められませんね(笑)
タグ : サントラ, 再会の街で
カテゴリ : ヒューマン映画, 90~100点の映画