ONCE ダブリンの街角で | おすすめ映画ランキング!名作シネマレビュー

ONCE ダブリンの街角で

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【ONCE ダブリンの街角で】

<評価>90点

<キャスト>
監督 ジョン・カーニー
<出演者>
グレン・ハンサード
マルケタ・イルグロヴァ

<あらすじ>
ダブリンの街角で毎日のようにギターをかき鳴らす男(グレン・ハンサード)。
しかし、その音楽に足を止めて聞こうとする人は誰もない。
そんなときに唯一足を止めたのがチェコ移民の女(マルケタ・イルグロヴァ)だった。
彼女にいろんな質問をされて疎ましく思いながら、
いつの間にか昼間の彼の仕事である掃除機の修理を約束させられる。
翌日、女が壊れた掃除機を引きずってやってくる。
彼は再会に驚きながら、その強引さに押され、彼女がピアノを弾かせてもらうという楽器店に立ち寄る。
彼女のピアノの腕を確信した彼は、自分が書いた曲を一緒に演奏してみないかと持ちかける。
二人のセッションは予想を遥かに上回り、美しいハーモニーを生み出した。
彼はその演奏に喜びを覚え、彼女に惹かれていくが……。

<感想>
「ONCE ダブリンの街角で」はアメリカでわずか2館の公開から口コミで動員数を増やし、最終的には140館での上映となったラブストーリーです。

この映画は監督も出演者もほとんど素人に近いが作ったものです。ストーリーも複雑なものでもなく、ありふれたものです。俳優陣も見たことがない。それなのに心が震えるほどの感動が溢れます。それはどうしてかと言うと、映画作りに関しては素人ですが、音楽作りのプロなんです。

映画の中で流れる音楽とストーリが合わさると、心が震えるんですね。いや、この映画の音楽は本当に素晴らしいです。映画の中の音楽の役割の重大さがわかります。

またストーリーも演技も変に作ろうとしていないぶん自然なんですよね。そこが素朴というか、等身大の恋愛が楽しめるような気がします。映画をよく観る人にもオススメな作品です。

<内容にはあまり関係ないつぶやき>
映画の中の音楽の重要さについて前にもつぶやきましたが、この映画はそれが本当によくわかります。映画の中の音楽のチョイスも監督のセンスに関わってきますよね。でも実際どうやって決めたりするんだろうなとかちょっと気になります。


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